景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2017年8月]

2017年8月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を2.9ポイント下回る47.6となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「良くなっている」「やや良くなっている」の回答の割合が減少し、「競合店が出店した影響が若干ある一方、客の節約により既存店の来客数と買上点数が前年を下回っている。」(スーパー)、「地域的に原爆の日などは人出も増えるため、8月は来客数が見込める月であるが、前年に比べて来客数が大きく減少し、当店のみならず近隣の姉妹店でも同じ状況である。」(一般レストラン)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を2.7ポイント下回る44.7となった。
 企業動向関連は、「やや良くなっている」の回答の割合が減少し、「新素材の使用や品質基準の高まりに伴って製造コストが急上昇している。また、特殊商品の増加が製造コスト上昇の一因となっているが、販売価格は据置きが多く、人件費など経費上昇が続いている。」(その他製造業)、「来客数と成約件数が前年より約5%落ち込んでいる。」(不動産業)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を3.6ポイント下回る50.7となった。
 雇用関連は、「求人数は増加し求職者数は減少する傾向が続いており、企業の人手不足の切実な声は途切れることなく、景気が良くなっている。」(職業安定所)等の理由から、「良くなっている」の回答の割合が増加したものの、「やや良くなっている」の回答の割合が大幅に減少したため、前月を1.7ポイント下回る63.3となった。

現状判断DI

8月 前月差
合計 47.6 -2.9
家計動向関連 44.7 -2.7
企業動向関連 50.7 -3.6
雇用関連(参考値) 63.3 -1.7

景気の先行きに対する評価

 現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を0.9ポイント下回る52.3となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「猛暑のため客足が伸びず客単価減とあいまって売上が停滞しているが、来客数は前年を割り込んでいるわけではないので継続して期待はできる。」(コンビニ)、「月末にディスカウントストアが開店したのでしばらくの間は客がそちらに流れるが、観光シーズンに入って涼しくなるにつれて来客数は戻る。」(スーパー)等の理由から、「良くなっている」「変わらない」の回答の割合が増加したものの、「やや良くなっている」の回答の割合が大幅に減少したため、前月を1.3ポイント下回る50.6となった。
 企業動向関連は、「やや良くなる」の回答の割合が減少したものの、それ以上に「悪くなる」の回答が減少したため、前月を0.1ポイント上回る51.5となった。
 雇用関連は、「やや良くなる」の回答の割合が減少したものの、「来年4月採用の新規高卒者対象求人は前年同期比で2けたの増加となっており、企業が長いスパンで景気が良くなると判断していることの表れである。」(職業安定所)、「3か月では大した変化は起きないが、来年4月には労働契約法改正から5年を迎え、一般企業の契約社員を含めた有期雇用労働者の直接雇用化が進む一方、求職者の増加も見込まれる。」(人材派遣会社)等の理由から、「良くなる」「変わらない」の回答の割合が増加したため、前月と同じ66.7となった。

先行き判断DI

8月 前月差
合計 52.3 -0.9
家計動向関連 50.6 -1.3
企業動向関連 51.5 0.1
雇用関連(参考値) 66.7 0.0

中国地域データ[PDFファイル]

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