景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2017年7月]

2017年7月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を0.7ポイント上回る50.5となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「やや良くなっている」の回答の割合が減少し、「ここ数か月客単価はほとんど変わらず景気の変動は少ないが、今月に入り来客数の落ち込みが激しい。猛暑が影響し特に日中の来客数の減少が顕著で、売上も減少している。」(スーパー)、「九州北部豪雨の影響で高速道路の利用が減少し、来客数が少ない。」(その他飲食)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を1.1ポイント下回る47.4となった。
 企業動向関連は、「やや悪くなっている」の回答の割合が減少し、「自動車部品製造は順調で好景気である。」(輸送用機械器具製造業)、「東京オリンピックの影響で関東向けのセメントと生コンの出荷が好調である。原燃料高により収益性は低下しているが、需要が増えることは良い傾向である。」(化学工業)等の理由から、「良くなっている」「やや良くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を4.3ポイント上回る54.3となった。
 雇用関連は、「本来であれば採用活動が落ち着く時期であるが、今期は例年にないほどの依頼があり、企業の採用意欲はいまだに高い。」(人材派遣会社)、「一定期間の派遣雇用から正社員雇用へ移行するクライアント企業が増えている。」(求人情報誌製作会社)等の理由から、「やや良くなっている」の回答の割合が増加したため前月を5.0ポイント上回る65.0となった。

現状判断DI

7月 前月差
合計 50.5 0.7
家計動向関連 47.4 -1.1
企業動向関連 54.3 4.3
雇用関連(参考値) 65.0 5.0

景気の先行きに対する評価

 現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を1.4ポイント上回る53.2となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「悪くなる」の回答の割合が減少し、「メディアで取り上げられた商品は即時完売や問い合わせが相次いだりするので、客の消費意欲は落ちておらず、天候や流行など何かのきっかけがあれば景気が上向く気配はある。」(スーパー)、「海外の情勢不安はあるものの、前年と比較すると好転しており、国内旅行も間際受注を含めて先行では前年よりも良い状況となる。」(旅行代理店)等の理由から、「やや良くなる」の回答の割合が増加したため、前月を1.2ポイント上回る51.9となった。
 企業動向関連は、「やや悪くなる」の回答の割合が減少したものの、「やや良くなる」の回答の割合が大幅に減少したため、前月を0.1ポイント下回る51.4となった。
 雇用関連は、「製造会社からの新規募集や増員募集など、新たな求人募集の情報が増えているが、求職者の減少と相まって人手不足感が強まっており、今後も求人の動きは強まる。」(職業安定所)、「新卒採用に苦戦している中小企業は多く、メーカー系企業は大卒のみならず高卒採用も例年どおりの推薦がもらえず苦戦している。即戦力の中途採用を併用している企業は多く、早期に退社するミスマッチを防ぐため、最初は派遣社員として雇用して正社員への雇用を検討する企業が増えてくる。」(求人情報誌製作会社)等の理由から、「やや良くなる」の回答の割合が増加したため、前月を5.0ポイント上回る66.7となった。

先行き判断DI

7月 前月差
合計 53.2 1.4
家計動向関連 51.9 1.2
企業動向関連 51.4 -0.1
雇用関連(参考値) 66.7 5.0

中国地域データ[PDFファイル]

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