景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2017年6月]

2017年6月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を1.1ポイント下回る49.8となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「バーゲン価格になっても客は購入しない傾向にある。」(商店街)、「今月から仕入原価が値上がりしたため、客の買い控えが顕著に表れている。」(自動車備品販売店)等の理由から、「悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を0.9ポイント下回る48.5となった。
 企業動向関連は、「良くなっている」「やや良くなっている」の回答の割合が減少し、「大口案件が製造着手の手前にある影響で生産量の水準が今一つの状態であり、作業用と称する継続受注品の生産も落ち込んでいる。」(窯業・土石製品製造業)、「個人発送の荷物が減少しており、通信販売は順調に伸びているが、父の日関係の荷物は前年を大きく下回っている。大口荷主とは運賃の値上げ交渉をしている影響で発送量が減少している。」(輸送業)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を2.1ポイント下回る50.0となった。
 雇用関連は、「3か月前と比較して新規求人数は1.5%の減少である一方、新規求職者数は2.2%の減少となり、いずれも微減で大きな動きはない。」(職業安定所)、「求人数、求人条件共に大きな変化はない。」(学校)等の理由から、前月と同じ60.0となった。

現状判断DI

6月 前月差
合計 49.8 -1.1
家計動向関連 48.5 -0.9
企業動向関連 50.0 -2.1
雇用関連(参考値) 60.0 0.0

景気の先行きに対する評価

 現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月と同じ51.8となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「良くなる」の回答の割合が減少し、「客がインターネットで購入する頻度が増えており、価格のみならず送料等でもインターネット購入の方が優位な商品が数多くなっている。特に人口が減少傾向にある地方都市で、当店のような従来型の店舗を構えての商売は限界を迎えつつあるとの危機感を抱いている。」(スーパー)、「1年で一番の閑散期に突入するため、景気は悪くなる。」(自動車備品販売店)等の理由から、「悪くなる」の回答の割合が増加したため、前月を0.2ポイント下回る50.7となった。
 企業動向関連は、「やや悪くなる」の回答の割合が減少し、「製品の主要原料である苛性ソーダの値上げによる製品単価への反映交渉もほぼ決着し、主要取引先の増産に伴う受注量の増加もあいまって業績回復が見込まれる。」(化学工業)、「地元完成車メーカーでは、新型スポーツ用多目的車の販売が好調であり、系列の地元自動車部品メーカーの受注は当面高水準を維持する。」(金融業)等の理由から、「やや良くなる」「変わらない」の回答の割合が増加したため、前月を0.8ポイント上回る51.5となった。
 雇用関連は、「豊富な求人受注や苦戦している求職者確保に大きな変化は考えにくく、現在の水準で推移する。」(人材派遣会社)、「新規求職者数、新規求人数共に大きな動きはない。」(職業安定所)、「高位安定が継続する。」(求人情報誌製作会社)等の理由から、前月と同じ61.7となった。

先行き判断DI

6月 前月差
合計 51.8 0.0
家計動向関連 50.7 -0.2
企業動向関連 51.5 0.8
雇用関連(参考値) 61.7 0.0

中国地域データ[PDFファイル]

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