景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2017年5月]

2017年5月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を1.3ポイント上回る50.9となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「やや悪くなっている」の回答の割合が減少し、「5月中旬に開催したG1競争の売上が本場のみならず、電話投票と協力他場でも伸びている。」(競艇場)等の理由から、「良くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を0.7ポイント上回る49.4となった。
 企業動向関連は、「やや悪くなっている」の回答の割合が減少し、「エレクトロニクス市場、産業機材市場、工具鋼市場共に受注旺盛で繁忙な状況である。」(鉄鋼業)、「国内造船所の手持ち工事量の減少や、船価の低迷はあるものの、海運各社の業績改善やばら積み船の新造船価格の底打ち観測を背景に、徐々に新造船の受注が出始めている。」(輸送用機械器具製造業)等の理由から、「やや良くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を3.6ポイント上回る52.1となった。
 雇用関連は、「やや悪くなっている」の回答の割合が減少し、「新規求人はタブレットやモニター機器の組立製造が好調な製造業やショッピングモールへの新規出店が相次ぐ小売業など、多くの業種で増加傾向となり、求人全体でも前年比で1割増となっている。」(職業安定所)等の理由から、「やや良くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を2.2ポイント上回る60.0となった。

現状判断DI

5月 前月差
合計 50.9 1.3
家計動向関連 49.4 0.7
企業動向関連 52.1 3.6
雇用関連(参考値) 60.0 2.2

景気の先行きに対する評価

 現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を0.4ポイント下回る51.8となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「やや悪くなる」の回答の割合が減少し、「ボーナス時期に入るので期待が持てる。」(家電量販店)、「割引販売といった価格に訴える施策を減らす方向にあるので苦戦を強いられているが、この先2~3か月の期間で考えれば影響は少ない。低価格で訴求することに頼らずとも適正価格で販売していけるほど景気は回復してくる。」(スーパー)等の理由から、「良くなる」「やや良くなる」の回答の割合が増加したため、前月を0.5ポイント上回る50.9となった。
 企業動向関連は、「良くなる」「やや良くなる」の回答の割合が減少し、「最近の商品は材料原価が高く工程が複雑であるが、売価は国内景気に左右されることから工場出荷単価をさほど上げられないため、利益率が非常に厳しくなる。」(その他製造業)等の理由から、「やや悪くなる」の回答の割合が増加したため、前月を4.4ポイント下回る50.7となった。
 雇用関連は、「やや悪くなる」の回答の割合が減少し、「機械加工部品製造工場の増設やホームセンターの新規出店など、新たな求人募集の情報が増えてきており、求職者の減少傾向とあいまって人手不足感が増していることから、今後の求人動向は増加傾向で推移する。」(職業安定所)等の理由から、「やや良くなる」の回答の割合が増加したため、前月を2.3ポイント上回る61.7となった。

先行き判断DI

5月 前月差
合計 51.8 -0.4
家計動向関連 50.9 0.5
企業動向関連 50.7 -4.4
雇用関連(参考値) 61.7 2.3

中国地域データ[PDFファイル]

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