景気の現状に対する評価
現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
景気の現状判断DI(合計)は、前月を2.4ポイント下回る51.6となった。
分野別にみると、家計動向関連は、「デフレ傾向で好景気は一切感じられず、消費税増税の影響で、客はより安く、より良い物を厳密に選択する傾向が続いている。」(商店街代表者)等の理由から、「やや悪くなっている」等の回答の割合が増加し、「やや良くなっている」、「変わらない」の回答の割合が減少したため、前月を3.8ポイント下回る47.9となった。
企業動向関連は、「国内の物流にあまり変化はないが、輸出入荷物が増加してきている。」(輸送業)等の理由から、「やや良くなっている」の回答の割合が増加し、「良くなっている」等の回答が減少したため、前月を0.7ポイント上回る58.6となった。
雇用関連は、「変わらない」の回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」の回答の割合が減少したため、前月を1.4ポイント上回る63.2となった。
現状判断DI
|
8月 |
前月差 |
合計 |
51.6 |
-2.4 |
家計動向関連 |
47.9 |
-3.8 |
企業動向関連 |
58.6 |
0.7 |
雇用関連(参考値) |
63.2 |
1.4 |
景気の先行きに対する評価
現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
景気の先行き判断DI(合計)は、前月を1.8ポイント下回る52.5となった。
分野別にみると、家計動向関連は、「消費税増税の議論もどうなるか分からず、先が全くみえない。」(時計専門店)等の理由から、「やや悪くなる」、「変わらない」等の回答の割合が増加し、「やや良くなる」の回答の割合が減少したため、前月を1.1ポイント下回る51.3となった。
企業動向関連は、「中小零細企業は景気の浮揚を実感できぬまま、物価の値上げが先行している。ますます大企業と零細企業の格差が拡大し、底辺の底上げが厳しい。」(電気機械器具製造業)等の理由から、「やや悪くなる」、「変わらない」の回答の割合が増加し、「やや良くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を2.8ポイント下回る54.3となった。
雇用関連は、「変わらない」等の回答の割合が増加し、「やや良くなる」の回答の割合が減少したため、前月を4.4ポイント下回る57.4となった。
先行き判断DI
|
8月 |
前月差 |
合計 |
52.5 |
-1.8 |
家計動向関連 |
51.3 |
-1.1 |
企業動向関連 |
54.3 |
-2.8 |
|
雇用関連(参考値) |
57.4 |
-4.4 |
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