景気の現状に対する評価
現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
景気の現状判断DI(合計)は、前月を3.1ポイント下回る37.8となった。分野別にみると、家計動向関連は、「ここ数か月前年同月比92%と来客数が減少し、それに伴う販売点数の減少傾向は変わっていない。打開に向け近隣の店舗と共同でイベント等も試みてはいるものの効果は得られずにいる。」(スーパー)等の理由から、「やや悪くなっている」との回答の割合が大幅に増加し、「やや良くなっている」、「変わらない」等の回答の割合が減少したため、前月を3.9ポイント下回る36.0となった。企業動向関連は、「中国向けの受注量が激減してきている。」(輸送用機械器具製造業)等の理由から、「やや悪くなっている」、「悪くなっている」等の回答の割合が増加し、「やや良くなっている」、「変わらない」等の回答の割合が減少したため、前月を4.3ポイント下回る37.1となった。雇用関連は、「やや良くなっている」との回答の割合が増加し、「変わらない」、「やや悪くなっている」等の回答の割合が減少したため、前月を4.4ポイント上回る51.5となった。
現状判断DI
|
10月 |
前月差 |
合計 |
37.8 |
-3.1 |
家計動向関連 |
36.0 |
-3.9 |
企業動向関連 |
37.1 |
-4.3 |
雇用関連(参考値) |
51.5 |
4.4 |
景気の先行きに対する評価
現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
景気の先行き判断DI(合計)は、前月を1.6ポイント下回る42.6となった。分野別にみると、家計動向関連は、「売上の柱である婦人服、紳士服が苦戦している。食品の北海道などのうまいもの大会は、去年に比べ来店数が減少し、店に活気がない。競合店も多く人口も減少しており、企画をしても盛り上がらない。」(百貨店)等の理由から、「やや悪くなる」との回答の割合が増加し、「やや良くなる」、「変わらない」等の回答の割合が減少したため、前月を2.8ポイント下回る42.7となった。企業動向関連は、「具体化された物件を受注できれば景気は良くなる。反面、技術者不足、業者不足が懸念される。」(建設業)等の理由から、「やや良くなる」との回答の割合が増加し、「変わらない」、「やや悪くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を0.7ポイント上回る40.0となった。雇用関連は、「やや良くなる」との回答の割合が増加し、「変わらない」との回答の割合が減少したため、前月を1.5ポイント上回る47.1となった。
先行き判断DI
|
10月 |
前月差 |
合計 |
42.6 |
-1.6 |
家計動向関連 |
42.7 |
-2.8 |
企業動向関連 |
40.0 |
0.7 |
雇用関連(参考値) |
47.1 |
1.5 |
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