景気の現状に対する評価
現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
景気の現状判断DI(合計)は、前月を0.9ポイント上回り、51.3となった。分野別にみると、家計動向関連は、「来場人数・消費単価に関しても向上していると思われる。顧客のリピート率も上がってきている。」(観光型ホテル(スタッフ))などの理由から、「やや良くなっている」との回答の割合が増加し、「変わらない」「悪くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を1.7ポイント上回る48.9となった。企業動向関連は、「高級鋼鈑の市況は堅調なものの、汎用鋼鈑の市況が軟化傾向にある。」(鉄鋼業(総務担当))などの理由から、「変わらない」との回答の割合が大幅に増加し、「良くなっている」「やや良くなっている」「やや悪くなっている」との回答が減少したため、前月を1.4ポイント下回る53.6となった。雇用関連は、「やや良くなっている」との回答が大幅に減少し、「良くなっている」 「変わらない」との回答が増加したため、全体では、前月と変わらず63.2となった。
現状判断DI
|
10月 |
前月差 |
合計 |
51.3 |
0.9 |
家計動向関連 |
48.9 |
1.7 |
企業動向関連 |
53.6 |
-1.4 |
雇用関連(参考値) |
63.2 |
0.0 |
景気の先行きに対する評価
現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は以下のとおりであった。
景気の先行き判断DI(合計)は、前月を2.0ポイント下回り、53.7となった。分野別にみると、家計動向関連は、「前年と比較しても、一般宴会・婚礼とも3か月先までの予約は落ち込んでいる。」(高級レストラン(スタッフ))などの理由から、「変わらない」との回答の割合が増加し、「良くなる」「やや良くなる」との回答の割合が減少したため、前月を1.4ポイント下回る54.1となった。企業動向関連は、「燃料費の高騰が大きく経営を圧迫している。顧客に転嫁できない現状、当分の間は景気は悪くなる傾向が強い。」(輸送業(統括))などの理由から、「やや良くなる」との回答の割合が大幅に減少し、「変わらない」、「やや悪くなる」との回答が増加したため、前月を5.7ポイント下回る47.9となった。雇用関連は、「変わらない」との回答の割合が増加し、「やや悪くなる」との回答の割合が減少したため、前月を1.5ポイント上回る63.2となった。
先行き判断DI
|
10月 |
前月差 |
合計 |
53.7 |
-2.0 |
家計動向関連 |
54.1 |
-1.4 |
企業動向関連 |
47.9 |
-5.7 |
雇用関連(参考値) |
63.2 |
1.5 |