景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2003年8月]

2003年8月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を0.7ポイント上回り、47.6と本調査開始以降35か月連続で50を割り込む水準になっている。分野別にみると、家計動向関連は、「悪くなっている」との回答の割合が増加したものの、「SARS、テロの影響が全くなくなり、客の申し込みが増えている」(旅行代理店)などの理由から、「やや良くなっている」との回答の割合が増加するとともに、「やや悪くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を0.8ポイント上回る45.4となった。企業動向関連は、「やや良くなっている」との回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」との回答の割合が減少したものの、「年度末に工事の発注が多くなる3か月と比べると、受注量は減少しているが、これは前年同月に比べても激減しており、特に建築工事の落ち込みが大きい」(建設業)などの理由から、「良くなっている」との回答の割合が減少し、「悪くなっている」との回答の割合が増加したため、前月を0.7ポイント下回る 52.9となった。雇用関連は、「良くなっている」、「やや良くなっている」、「悪くなっている」との回答の割合が前月と同様で、「求人数は上向いているとは言えないが、新規採用者数はやや上向いている」(新聞社)などの理由から、「やや悪くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を2.9ポイント上回る52.9となった。

現状判断DI

8月 前月差
合計 47.6 0.7
家計動向関連 45.4 0.8
企業動向関連 52.9 -0.7
雇用関連(参考値) 52.9 2.9

景気の先行きに対する評価

 現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は、以下のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を0.1ポイント上回り、47.5となっている。分野別にみると、家計動向関連は、「良くなる」との回答の割合が増加するとともに、「悪くなる」との回答の割合が減少する一方で、「品物を新たに買うというより、リフォーム、修理、作り替えに関心を持っている客が多い」(その他専門店)などの理由から、「やや悪くなる」との回答の割合が増加したため、前月から増減なく46.2となった。企業動向関連は、「やや良くなる」との回答の割合が増加するとともに、「やや悪くなる」との回答の割合が減少する一方で、「和風日配については業界全体が落ち込んでおり、低価格の商品も動かない」(食料品製造業)などの理由から、「やや悪くなる」との回答の割合が増加したため、前月から増減なく50.0となった。雇用関連は、「やや悪くなる」との回答の割合が増加したものの、「リストラが一段落したところでの求人募集なので、単純に上向きと判断はできないものの、新規採用できるということはそれだけ余力もある証拠である」(民間職業紹介機関)などの理由から、「悪くなる」との回答の割合が減少したため、前月を1.5ポイント上回る 51.5となった。

先行き判断DI

8月 前月差
合計 47.5 0.1
家計動向関連 46.2 0.0
企業動向関連 50.0 0.0
雇用関連(参考値) 51.5 1.5

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