景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2003年9月]

2003年9月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価


 現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を0.4ポイント下回り、47.2と本調査開始以降36か月連続で50を割り込む水準になっている。分野別にみると、家計動向関連は、「やや悪くなっている」、「悪くなっている」との回答の割合が減少したものの、「冷夏の影響で、9月に入って唯一動きのあった商品は、夏から既に売れていた、秋にも使える夏物だけであり、ジャケットなどのアウター類やニット関連などの秋物がさっぱり動かない」(百貨店)などの理由から、「やや良くなっている」との回答の割合も大幅に減少したため、前月を1.5ポイント下回る43.9となった。企業動向関連は、「やや良くなっている」との回答の割合が減少するとともに、「グループ企業全般に在庫がひっ迫しており、休日もフル生産で対応している」(輸送用機械器具製造業)などの理由から「悪くなっている」との回答の割合も減少したため、前月を0.8ポイント上回る53.7となった。雇用関連は、「やや悪くなっている」との回答の割合は増加したものの、「採用者数はそれほど多くないが、コア人材を採用しようとする将来に向けての動きが結構みえてきている」(求人情報誌製作会社)などの理由から、「良くなっている」との回答の割合が増加するとともに、「悪くなっいる」との回答の割合が減少したため、前月を4.5ポイント上回る57.4となった。

現状判断DI

9月 前月差
合計 47.2 -0.4
家計動向関連 43.9 -1.5
企業動向関連 53.7 0.8
雇用関連(参考値) 57.4 4.5

景気の先行きに対する評価

 現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は、以下のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を4.4ポイント上回り、51.9と2002年5月以来16か月ぶりで50を超える水準になっている。分野別にみると、家計動向関連は、「ブロードバンドインターネットの低価格化により、インターネットの需要が拡大する」(通信会社)などの理由から、「やや悪くなる」との回答の割合が大幅に減少するとともに、「良くなる」、「やや良くなる」との回答の割合が増加したため、前月を5.3ポイント上回る51.5となった。企業動向関連は、「やや悪くなる」との回答の割合が増加したものの、「特に半導体関連の材料では10月以降の増加が見込まれ、全体を牽引する動きをみせており、今後もこの傾向は継続する」(鉄鋼業)などの理由から、「悪くなる」との回答の割合が減少するとともに、「やや良くなる」との回答の割合が増加したため、前月を2.9ポイント上回る52.9となった。雇用関連は、「やや悪くなる」との回答の割合が増加したものの、「即戦力の人材を求める人材派遣の需要は堅調である。現在派遣を活用している企業が他の部所や別の職種でも活用をすることで、受注量が増加する傾向にある」(人材派遣会社)などの理由から、「やや良くなる」との回答の割合が増加したため、前月を1.4ポイント上回る52.9となった。

先行き判断DI

9月 前月差
合計 51.9 4.4
家計動向関連 51.5 5.3
企業動向関連 52.9 2.9
雇用関連(参考値) 52.9 1.4

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