景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2018年4月]

2018年4月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を2.7ポイント下回る50.3となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「良くなっている」「やや良くなっている」の回答の割合が減少し、「今月下旬にオープンする郊外型大型アウトレットモールでの購入を考えて客は買い控え傾向である。」(商店街)、「来客数が減少し、客単価も低下しており、景気は悪くなっている。」(一般レストラン)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を2.9ポイント下回る47.3となった。
 企業動向関連は、「良くなっている」の回答の割合が減少し、「水揚げ量が増える時期であるが、極端に買い単価が低下しており、動きもかなり鈍い。」(農林水産業)、「海外生産増加に伴い受注量が減少し、非常に厳しい。」(その他製造業)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を2.1ポイント下回る55.0となった。
 雇用関連は、「やや良くなっている」の回答の割合が減少し、「例年同時期と比較すると、一般企業の求人訪問が少ない。」(学校)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を2.9ポイント下回る60.3となった。

現状判断DI

4月 前月差
合計 50.3 -2.7
家計動向関連 47.3 -2.9
企業動向関連 55.0 -2.1
雇用関連(参考値) 60.3 -2.9

景気の先行きに対する評価

 現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を1.9ポイント上回る52.6となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「やや悪くなる」の回答の割合が減少し、「家具家電等、高単価商品の動きは鈍いが、客の消費意欲は高まっている。価格訴求やポイント還元セールへの反応も良く、好調の波はしばらく続く。」(スーパー)、「ゴールデンウィークの良い流れが夏休み需要につながり、景気は良くなる。」(旅行代理店)等の理由から、「やや良くなる」の回答の割合が増加したため、前月を2.0ポイント上回る52.4となった。
 企業動向関連は、「やや悪くなる」の回答の割合が減少し、「電子材料関係の受注は引き続き高位で安定する。」(非鉄金属製造業)、「地元完成車メーカーではスポーツ用多目的車を中心に輸出は当面好調を維持し、系列地元自動車部品メーカーの受注も高水準で推移する。」(金融業)等の理由から、「変わらない」の回答の割合が増加したため、前月を1.4ポイント上回る50.7となった。
 雇用関連は、「変わらない」の回答の割合が減少し、「郊外型大型店舗の出店が計画されているので求人数が増えており、景気は上向く。」(職業安定所)、「新たなに自動車関連業界からの引き合いを受ける中小製造業が増加しており、売上増加に結び付いているので、今後もその傾向は強さを増していく。」(民間職業紹介機関)等の理由から、「やや良くなる」の回答の割合が増加したため、前月を1.5ポイント上回る57.4となった。

先行き判断DI

4月 前月差
合計 52.6 1.9
家計動向関連 52.4 2.0
企業動向関連 50.7 1.4
雇用関連(参考値) 57.4 1.5

中国地域データ[PDFファイル]

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