景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2019年7月]

2019年7月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を0.3ポイント上回る44.2となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「やや良くなっている」の回答の割合が減少し、「前年に平成30年7月豪雨で来客数、売上が共に大きく伸びた反動もあり、今年の7月の来客数は前年比92%で推移している。」(スーパー)、「消費税の引上げ前の駆け込み受注もなく、新車の相談件数や契約件数も通常月より減少している。」(乗用車販売店)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を0.2ポイント下回る43.0となった。
 企業動向関連は、「やや悪くなっている」の回答の割合が減少し、「10月の消費税の引上げ前の駆け込み需要もあり、7月になってやや良くなっているが、前回の引上げに比べ政府の様々な施策があるので、急激な駆け込み需要はない。」(木材木製品製造業)、「受注が上向きに進行している状況で、夏の販売促進や各イベント情報告知案件等で対応している。」(広告代理店)等の理由から、「やや良くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を3.9ポイント上回る47.1となった。
 雇用関連は、「新規求人は、建設業者が運営する複合施設の新規オープンに伴う大口求人があり、建設業が前年同月比で4割増となった以外は多くの業種で低調だったため、求人全体では1割減となっている。」(職業安定所)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を2.9ポイント下回る47.1となった。

現状判断DI

7月 前月差
合計 44.2 0.3
家計動向関連 43.0 -0.2
企業動向関連 47.1 3.9
雇用関連(参考値) 47.1 -2.9

景気の先行きに対する評価

現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を1.2ポイント上回る46.7となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「やや悪くなる」「悪くなる」の回答の割合が減少し、「現状ではほとんど影響はみられないが、今後消費税の引上げ前の駆け込み購入が加速する。」(百貨店)、「秋の行楽シーズンに向けて客の動きが活発になる。」(テーマパーク)等の理由から、「やや良くなる」の回答の割合が増加したため、前月を1.2ポイント上回る46.7となった。
 企業動向関連は、「やや悪くなる」「悪くなる」の回答の割合が減少したため、前月を3.1ポイント上回る49.3となった。
 雇用関連は、「消費税の引上げや極東アジアの景気の低迷により、企業が採用を見送るケースが増える。」(人材派遣会社)、「米中貿易摩擦の影響で製造業を中心に採用意欲が停滞し始めている。」(人材派遣会社)等の理由から、「やや悪くなる」の回答の割合が増加したため、前月を2.9ポイント下回る41.2となった。

先行き判断DI

7月 前月差
合計 46.7 1.2
家計動向関連 46.7 1.2
企業動向関連 49.3 3.1
雇用関連(参考値) 41.2/td> -2.9

中国地域データ[PDFファイル]

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