景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2017年4月]

2017年4月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を1.9ポイント下回る49.6となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したものの、「3月下旬から4月にかけ来客数が前年比117%で推移している。平日でも安定した動きを見せており、特に春休み時期は親子連れの利用が多い。来客数に比例して売上も増加し、地域の特産品や鮮魚などがよく売れている。」(その他専門店)等の理由から、「やや良くなっている」の回答の割合も増加したため、前月と同じ48.7となった。
 企業動向関連は、「各メーカーが主要原料となる苛性ソーダの値上げを4月から強気に打ち出しているが、受注量が増加基調にあるのでこれを受けざるを得ない状況である一方、販売単価への転嫁は難航している。」(化学工業)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加し、「やや良くなっている」の回答の割合が大幅に減少したため、前月を7.2ポイント下回る48.5となった。
 雇用関連は、「有効求人数は過去最高を更新しているものの、有効求人倍率は上げ止まり感がある。企業によっては長引く人手不足を反映して待遇改善をする動きが目立ち、財務悪化につながる可能性もある。」(新聞社)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加し、「やや良くなっている」の回答の割合が大幅に減少したため、前月を4.7ポイント下回る57.8となった。

現状判断DI

4月 前月差
合計 49.6 -1.9
家計動向関連 48.7 0.0
企業動向関連 48.5 -7.2
雇用関連(参考値) 57.8 -4.7

景気の先行きに対する評価

 現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を2.9ポイント上回る52.2となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「悪くなる」の回答の割合が減少し、「毎年2万人以上の集客がある年間最大のイベントがあるので、大幅な売上増を見込んでいる。」(住関連専門店)等の理由から、「良くなる」の回答の割合が増加したため、前月を1.7ポイント上回る50.4となった。
 企業動向関連は、「悪くなる」の回答の割合が減少し、「長期に渡る新造船市況の低迷により、依然足元の受注環境は苦しいが、運賃の改善や船価が底値を打つなど明るい情報もあり、水面下では成約も出始めているため先行きは多少良くなる。」(輸送用機械器具製造業)等の理由から、「やや良くなる」の回答の割合が大幅に増加したため、前月を7.2ポイント上回る55.1となった。
 雇用関連は、「やや悪くなる」の回答の割合が減少し、「電子部品製造工場の増設や飲食店の新規出店など、新たな求人募集の情報が増えてきており、求職者数の減少傾向とあいまって人手不足感が増しており、今後の求人数は増加傾向で推移する。」(職業安定所)等の理由から、「やや良くなる」の回答の割合が増加したため、前月を3.1ポイント上回る59.4となった。

先行き判断DI

4月 前月差
合計 52.2 2.9
家計動向関連 50.4 1.7
企業動向関連 55.1 7.2
雇用関連(参考値) 59.4 3.1

中国地域データ[PDFファイル]

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