景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2017年3月]

2017年3月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を2.1ポイント上回る51.5となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「やや悪くなっている」の回答の割合が減少し、「春物が動き始めて婦人服の売上が伸びている。衣服よりもバッグや靴などの雑貨アイテムの動きが好調で、美術品や宝飾品などの高額商品の動きも良い。」(百貨店)等の理由から、「やや良くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を1.6ポイント上回る48.7となった。
 企業動向関連は、「悪くなっている」「やや悪くなっている」の回答の割合が減少し、「電子商取引関連の荷物が予想以上に伸びている。今月は引っ越し関連の荷物が堅調に推移しており、個人客の宅配個数も増加している。」(輸送業)等の理由から、「やや良くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を2.8ポイント上回る55.7となった。
 雇用関連は、「やや悪くなっている」の回答の割合が減少し、「有効求人倍率は高水準で推移しており、当県では大学生の就職内定率が1995年の調査開始以来最高を記録している。企業も会社説明会の回数を増やしたり前倒ししたりするところが多く、採用意欲は非常に高い。」(新聞社)等の理由から、「やや良くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を4.7ポイント上回る62.5となった。

現状判断DI

3月 前月差
合計 51.5 2.1
家計動向関連 48.7 1.6
企業動向関連 55.7 2.8
雇用関連(参考値) 62.5 4.7

景気の先行きに対する評価

 現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を3.9ポイント下回る49.3となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「白物家電等といった以前であれば新生活には欠かせなかった商材の販売量が年々減少している。背景には家具家電付きの賃貸物件の普及やリサイクル店の増加などの市場環境の変化がある。それに対して既存店舗ではその変化に追い付けていない現状がある。品ぞろえや戦略の転換も容易ではなく、先行きは厳しいと予測せざるを得ない。」(スーパー)等の理由から、「悪くなる」の回答の割合が増加するとともに、「良くなる」「やや良くなる」の回答の割合が減少したため、前月を4.4ポイント下回る48.7となった。
 企業動向関連は、「戦力不足と労働時間管理の問題が大きく影響してきて、客動向以前の問題として来年度は厳しくなる。」(輸送業)等の理由から、「悪くなる」の回答の割合が増加するとともに、「良くなる」「やや良くなる」の回答の割合が減少したため、前月を5.0ポイント下回る47.9となった。
 雇用関連は、「スマートフォン部品生産で大型求人のあった電子部品製造業が大きく伸びるとともに、大手自動車メーカーが他の大手自動車メーカーとの資本提携後、生産水準も維持されるなど景況は良ため、労働力確保のため賃上げを含む待遇改善を図る企業も多くなる。」(新聞社)等の理由から、「やや良くなる」の回答の割合が増加したため、前月を1.6ポイント上回る56.3となった。

先行き判断DI

3月 前月差
合計 49.3 -3.9
家計動向関連 48.7 -4.4
企業動向関連 47.9 -5.0
雇用関連(参考値) 56.3 1.6

中国地域データ[PDFファイル]

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