景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2017年1月]

2017年1月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を4.6ポイント下回る47.4となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「やや良くなっている」の回答の割合が減少し、「1月に入って大雪が降り、来客数が減少して売上にマイナス影響が及んでいる。ギフト解体セールは前年売上を上回っているが、再値下げとなった商品の売行きは悪く、全体的にマイナス基調に変わりはない。」(百貨店)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を3.4ポイント下回る45.1となった。
 企業動向関連は、「良くなっている」「やや良くなっている」の回答の割合が減少し、「現在世界的に新造船の商談がストップしており、国内造船各社の受注量は前年比大幅減となっている。手持ち工事量が減少するなかで、景況感は悪化を続けている。」(輸送用機械器具製造業)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を5.9ポイント下回る51.5となった。
 雇用関連は、「やや良くなっている」の回答の割合が大幅に減少し、「求職者と求人企業の間で年収のミスマッチが起きている。求職者が仕事内容に興味を持って面接を受け内定を出されても、提示の年収では生活ができないと断るケースが多い。」(人材派遣会社)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を10.9ポイント下回る54.7となった。

現状判断DI

1月 前月差
合計 47.4 -4.6
家計動向関連 45.1 -3.4
企業動向関連 51.5 -5.9
雇用関連(参考値) 54.7 -10.9

景気の先行きに対する評価

 現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を1.4ポイント上回る49.7となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「悪くなる」「やや悪くなる」の回答の割合が減少するとともに、「前年から3~4月にインバウンド客が増える傾向にあり、今年は前年を大幅に上回る予約が入ってきている。一般客は例年並みだと予想されるので、インバウンド客分で全体の売上が伸びる。」(一般レストラン)等の理由から、「良くなる」「やや良くなる」の回答の割合が増加したため、前月を2.9ポイント上回る48.9となった。
 企業動向関連は、「やや良くなる」の回答の割合が減少するとともに、「近時の円安基調により主要取引先の輸出増加に期待するものの、足元は景気回復しているとは言い難く、引き続き生産量の調整を余儀なくされる。」(化学工業)等の理由から、「やや悪くなる」の回答の割合が増加したため、前月を2.2ポイント下回る48.5となった。
 雇用関連は、「やや悪くなる」の回答の割合が減少したものの、「良くなる」「やや良くなる」の回答の割合がそれ以上に減少したため、前月を1.6ポイント下回る57.8となった。

先行き判断DI

1月 前月差
合計 49.7 1.4
家計動向関連 48.9 2.9
企業動向関連 48.5 -2.2
雇用関連(参考値) 57.8 -1.6

中国地域データ[PDFファイル]

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