景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2016年10月]

2016年10月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を0.6ポイント上回る48.1となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「悪くなっている」「やや悪くなっている」の回答の割合が減少するとともに、「全体の水準は低いが、観光客の動きが活発になっている。」(一般小売店)等の理由から、「良くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を1.2ポイント上回る47.0となった。
 企業動向関連は、「やや悪くなっている」の回答の割合が減少し、「地元プロ野球チームのリーグ優勝のおかげで特需が発生している。そのチームからの発送に加え、スーパーや百貨店、メーカーからのチーム関連商品の発送需要がネット販売を中心に増えている。またそれに加えて電子商取引関係の荷物が堅調に伸びている。」(輸送業)等の理由から、「やや良くなっている」の回答の割合が増加したものの、「悪くなっている」の回答の割合も同じくらい増加したため、前月と同じ50.0となった。
 雇用関連は、「やや悪くなっている」の回答の割合が減少したものの、「やや良くなっている」の回答の割合が大幅に減少したため、前月を3.2ポイント下回る51.5となった。

現状判断DI

10月 前月差
合計 48.1 0.6
家計動向関連 47.0 1.2
企業動向関連 50.0 0.0
雇用関連(参考値) 51.5 -3.2

景気の先行きに対する評価

 現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を1.3ポイント下回る49.0となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「悪くなる」の回答の割合が減少したものの、「良くなる」「やや良くなる」の回答の割合も減少したため、前月を1.9ポイント下回る47.5となった。
 企業動向関連は、「日銀のマイナス金利政策の影響からか、住宅ローン等の借換案件が増加している。低金利の恩恵を受けた住宅ローン債務者の個人消費が増加し、景気は良くなっていく。取引先は年末需要に向けて引き合が多くなっており、総じて2~3か月先の身のまわりの景気はやや良くなる。」(金融業)等の理由から、「やや良くなる」の回答の割合が増加したものの、「やや悪くなる」の回答の割合も増加したため、前月と同じ52.1となった。
 雇用関連は、「やや悪くなる」の回答の割合が減少したものの、「やや良くなる」の回答の割合がそれ以上に減少したため、前月を0.2ポイント下回る52.9となった。

先行き判断DI

10月 前月差
合計 49.0 -1.3
家計動向関連 47.5 -1.9
企業動向関連 52.1 0.0
雇用関連(参考値) 52.9 -0.2

中国地域データ[PDFファイル]

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