景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2016年8月]

2016年8月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を1.8ポイント上回る46.7となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「悪くなっている」の回答の割合が減少するとともに、「8月は毎年繁忙期であるが、今年は特需として上旬に高校総体が開催され、関連の宿泊者により販売数が伸び、間際の販売も単価上昇が図られた。」(都市型ホテル)等の理由から、「やや良くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を1.4ポイント上回る47.2となった。
 企業動向関連は、「やや悪くなっている」の回答の割合が減少し、「梅雨明け以降連日の猛暑により、涼を求めて飲料関連商品の売上が増加している。製造業の伸びが今一つであるが、建設業関係はマンション受注が比較的順調で売上も伸びてきている。」(会計事務所)等の理由から、「やや良くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を3.6ポイント上回る45.7となった。
 雇用関連は、「やや良くなっている」の回答の割合が減少したものの、「新卒採用はおおむね終了時期に入っている。新卒以上に活況な中途採用市場は依然として中心的な募集職種の営業は多いが、技術的な知識や経験を伴った技術営業職、資格や経験を伴う技術職のニーズが高くなっている。慢性的な人手不足の介護職や福祉関係も多いが、母集団の形成が難しく、今年に入ってもその傾向は変わらない。」(求人情報誌製作会社)等の理由から、「変わらない」の回答の割合が増加したため、前月を1.2ポイント上回る45.3となった。

現状判断DI

8月 前月差
合計 46.7 1.8
家計動向関連 47.2 1.4
企業動向関連 45.7 3.6
雇用関連(参考値) 45.3 1.2

景気の先行きに対する評価

 現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を0.5ポイント下回る47.1となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「良くなる」の回答の割合が減少するとともに、「来客数、販売量、客単価のいずれにおいても回復の兆しがない。秋冬物の導入時期を迎えたが、商品本部から投入される物量も例年になく少なく、消費の鈍化を見越した消極的な販売政策に傾く。少なくとも販売の現場は、商品を売る姿勢から商品を残さない姿勢へ意識が転換してくる。」(スーパー)等の理由から、「やや悪くなる」の回答の割合が増加したため、前月を0.9ポイント下回る47.6となった。
 企業動向関連は、「悪くなる」の回答の割合が減少するとともに、「良くなる」「やや良くなる」「変わらない」の回答の割合に変化がないため、前月を0.7ポイント上回る45.7となった。
 雇用関連は、「やや良くなる」の回答の割合が減少するとともに、「大手自動車メーカーの燃費不正問題に伴う当地域での生産停止措置により、休業や他社への出向などの雇用調整や解雇、雇止めなどの対応をとる企業が複数社ある。全体的には売手市場の状態が大きく変化することはないが、燃費不正問題は地場経済にとって大きなロスとなっている。」(新聞社)等の理由から、「やや悪くなる」の回答の割合が増加したため、前月を0.2ポイント下回る46.9となった。

先行き判断DI

8月 前月差
合計 47.1 -0.5
家計動向関連 47.6 -0.9
企業動向関連 45.7 0.7
雇用関連(参考値) 46.9 -0.2

中国地域データ[PDFファイル]

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