景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2016年3月]

2016年3月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を1.2ポイント上回る47.8となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「悪くなっている」の回答の割合が減少するとともに、「既存店の来客数は前年の100%であるが、買上点数が前年の103.5%程度で推移しているため、売上は前年を上回っている。」(スーパー)等の理由から、「やや良くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を2.8ポイント上回る46.8となった。
 企業動向関連は、「変わらない」の回答の割合が大幅に減少するとともに、「電子商取引市場が拡大して取扱数量は増加しており、特に大口通信販売荷主からの発送が順調である。単身者の引っ越しや個人客の荷動きも例年よりも順調に伸びている。」(輸送業)等の理由から、「やや良くなっている」「良くなっている」の回答の割合が増加する一方で、「やや悪くなっている」「悪くなっている」の回答の割合も同程度に増加したため、前月と同じく48.6となった。
 雇用関連は、「変わらない」の回答の割合が大幅に減少し、「やや良くなっている」の回答の割合が大幅に増加したものの、「良くなっている」の回答の割合が減少するとともに、「求人数が増え求職者の活動も活発になる時期であるが、直接雇用を増やそうとする企業側の意志は少し落ち着いてきている。」(人材派遣会社)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を1.1ポイント下回る53.3となった。

現状判断DI

3月 前月差
合計 47.8 1.2
家計動向関連 46.8 2.0
企業動向関連 48.6 0.0
雇用関連(参考値) 53.3 -1.1

景気の先行きに対する評価

 現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を3.0ポイント下回る45.8となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「やや良くなる」「良くなる」の回答の割合が減少するとともに、「4月から値上げする商品が多く、今春競合店となる大型店舗も開店するため、来客数、売上ともに苦戦する見込みである。」(スーパー)等の理由から、「やや悪くなる」「悪くなる」の回答の割合が増加したため、前月を3.8ポイント下回る45.1となった。
 企業動向関連は、「やや悪くなる」の回答の割合が減少したものの、「やや良くなる」の回答の割合が減少するとともに、「例年と同様に賃貸物件の需要が落ち着いてくる。」(不動産業)等の理由から、「悪くなる」の回答の割合が増加したため、前月を0.7ポイント下回る45.7となった。
 雇用関連は、「やや悪くなる」の回答の割合が大幅に減少し、「やや良くなる」の回答の割合が増加したものの、「良くなる」の回答の割合が減少するとともに、「堅調と見られていた製造業に、中国経済の減速や株価下落などの影響が出始めており、先行きは不透明である。非製造業は収益が悪化しつつあり、かなり厳しい見通しとなる。雇用状態も求人数は高水準ながら、人件費の高騰などで企業の収益を圧迫しつつある。」(新聞社[求人広告])等の理由から、「悪くなる」の回答の割合が増加したため、前月を1.2ポイント下回る51.7となった。

先行き判断DI

3月 前月差
合計 45.8 -3.0
家計動向関連 45.1 -3.8
企業動向関連 45.7 -0.7
雇用関連(参考値) 51.7 -1.2

中国地域データ[PDFファイル]

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