景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2015年11月]

2015年11月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を0.5ポイント上回る49.3となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「来客数の伸びが鈍化しており、買物回数が減ってきている。」(コンビニ)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加するとともに、「やや良くなっている」の回答の割合が減少したため、前月を0.4ポイント下回る48.3となった。
 企業動向関連は、「生産が追い付かない状態で忙しい。」(輸送用機械器具製造業)等の理由から、「良くなっている」の回答の割合が増加するとともに、「悪くなっている」の回答がなくなったため、前月を1.5ポイント上回る48.6となった。
 雇用関連は、「特定の資格保有者を限定したものではあるが、当初設けていた年齢制限を撤廃している。また別の企業では30代半ばであっても未経験者を可とする案件も出てきており、相変わらずの人手不足感が否めない。」(民間職業紹介機関)等の理由から、「やや良くなっている」「良くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を4.5ポイント上回る57.4となった。

現状判断DI

11月 前月差
合計 49.3 0.5
家計動向関連 48.3 -0.4
企業動向関連 48.6 1.5
雇用関連(参考値) 57.4 4.5

景気の先行きに対する評価

 現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を0.9ポイント上回る50.7となった。
 分野別にみると、家計動向関連は、「忘年会や新年会で宴会の数が増えるものの、今年は年末年始期間が短いので、前年ほどの売上は見込めない。若者が食べ放題に流れる傾向に変化はない。」(一般レストラン)等の理由から、「変わらない」の回答の割合が増加するとともに、「やや悪くなる」の回答の割合が減少したため、前月を0.7ポイント上回る50.9となった。
 企業動向関連は、「大口案件製造が本格化して生産量が増加し、基準外時間労働も増加する見込みである。鉄鋼向けもペースは遅いが回復基調は変わらない見込みである。」(窯業・土石製品製造業)等の理由から、「やや良くなる」「良くなる」の回答の割合が増加するとともに、「悪くなる」の回答の割合が減少したため、前月を4.3ポイント上回る50.0となった。
 雇用関連は、「やや良くなる」の回答の割合が減少するとともに、「円安による利益率の悪化で倒産した事業所や雇用調整助成金の相談をする事業所も出てきており、先行きに不安がある。」(職業安定所)等の理由から、「やや悪くなる」の回答の割合が大幅に増加したため、前月を4.4ポイント下回る51.5となった。

先行き判断DI

11月 前月差
合計 50.7 0.9
家計動向関連 50.9 0.7
企業動向関連 50.0 4.3
雇用関連(参考値) 51.5 -4.4

中国地域データ[PDFファイル]

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