景気の現状に対する評価
現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
景気の現状判断DI(合計)は、前月を1.8ポイント下回る47.0となった。
分野別にみると、家計動向関連は、「やや良くなっている」の回答の割合が減少するとともに、「客は盆や9月の大型連休には遠出をし、来店するタイミングが普段とずれるので、来客数が減少している。」(美容室)等の理由から、「やや悪くなっている」の回答の割合が増加したため、前月を3.3ポイント下回る45.4となった。
企業動向関連は、「やや悪くなっている」の回答の割合が減少するとともに、「主要客から安定した受注量を確保できている。」(輸送用機械器具製造業)等の理由から「変わらない」の回答の割合が増加したため、前月を0.8ポイント上回る45.7となった。
雇用関連は、「やや良くなっている」の回答の割合が大きく減少する一方で、「良くなっている」「変わらない」の回答の割合が増加したため、前月を2.9ポイント上回る60.3となった。
現状判断DI
|
9月 |
前月差 |
合計 |
47.0 |
-1.8 |
家計動向関連 |
45.4 |
-3.3 |
企業動向関連 |
45.7 |
0.8 |
雇用関連(参考値) |
60.3 |
2.9 |
景気の先行きに対する評価
現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
景気の先行き判断DI(合計)は、前月を0.8ポイント下回る48.3となった。
分野別にみると、家計動向関連は、「変わらない」の回答の割合が減少し、「やや良くなる」の回答の割合が増加したものの、「プレミアム付き商品券などの利用促進はあるが、起爆剤とはならない。」(その他小売[ショッピングセンター])等の理由から、「やや悪くなる」の回答の割合が増加したため、前月を0.9ポイント下回る48.7となった。
企業動向関連は、「やや良くなる」「変わらない」の回答の割合が減少するとともに、「低調な事業分野で復調の兆しが見えないことに加え、良かった事業分野で陰りが見えてきたところがある。」(非鉄金属製造業)等の理由から、「やや悪くなる」の回答の割合が大幅に増加したため、前月を4.2ポイント下回る40.7となった。
雇用関連は、「良くなる」「やや良くなる」の回答の割合が増加する一方で、「変わらない」「やや悪くなる」の回答の割合が減少したため、前月を7.4ポイント上回る61.8となった。
先行き判断DI
|
9月 |
前月差 |
合計 |
48.3 |
-0.8 |
家計動向関連 |
48.7 |
-0.9 |
企業動向関連 |
40.7 |
-4.2 |
|
雇用関連(参考値) |
61.8 |
7.4 |
中国地域データ[PDFファイル]