景気の現状に対する評価
現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
景気の現状判断DI(合計)は、前月を4.7ポイント上回る48.6となった。
分野別にみると、家計動向関連は、「新しい商品を投入したこともあり、企業利用も個人利用も徐々に良くなっている。企業利用では高単価の案件も出てきている。」(高級レストラン)等の理由から、「やや良くなっている」等の回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」等の回答の割合が減少したため、前月を5.8ポイント上回る46.8となった。
企業動向関連は、「受注量は3か月前に比べ20%増加している。得意先からの受注が増加傾向にあることに加えて、同業他社の仕事量が限界に達したので、納期対応のために当社が受注した案件もある。」(金属製品製造業)等の理由から、「やや良くなっている」等の回答の割合が増加し、「変わらない」等の回答の割合が減少したため、前月を1.4ポイント上回る49.3となった。
雇用関連は、「やや良くなっている」等の回答の割合が増加し、「変わらない」の回答の割合が減少したため、前月を3.5ポイント上回る59.4となった。
現状判断DI
|
02月 |
前月差 |
合計 |
48.6 |
4.7 |
家計動向関連 |
46.8 |
5.8 |
企業動向関連 |
49.3 |
1.4 |
雇用関連(参考値) |
59.4 |
3.5 |
景気の先行きに対する評価
現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
景気の先行き判断DI(合計)は、前月を4.6ポイント上回る52.2となった。
分野別にみると、家計動向関連は、「3月20日から20%お得な地域振興券が10億円分発売される予定である。すでに予約もスタートしており、この振興券が景気浮揚につながって欲しい。」(百貨店)等の理由から、「やや良くなる」等の回答の割合が増加し、「悪くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を7.2ポイント上回る52.5となった。
企業動向関連は、「取引先の状況及び受注量等からみて、景気は総合的に上向きで推移する。人・物・金が動くシーズンに入り、良い状況で展開していく。」(広告代理店)等の理由から、「変わらない」等の回答の割合が増加し、「やや悪くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を1.4ポイント下回る47.9となった。
雇用関連は、「やや悪くなる」等の回答の割合が増加し、「変わらない」の回答の割合が減少したため、前月を0.9ポイント下回る59.4となった。
先行き判断DI
|
02月 |
前月差 |
合計 |
52.2 |
4.6 |
家計動向関連 |
52.5 |
7.2 |
企業動向関連 |
47.9 |
-1.4 |
|
雇用関連(参考値) |
59.4 |
-0.9 |
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