景気の現状に対する評価
現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
景気の現状判断DI(合計)は、前月を0.8ポイント下回る43.9となった。
分野別にみると、家計動向関連は、「商店街や業界の新年会では、非常に厳しい話ばかり出る。地域の経済は冷え込んだままである。」(一般小売店)等の理由から、「やや悪くなっている」等の回答の割合が増加し、「変わらない」の回答の割合が減少したため、前月を2.1ポイント下回る41.0となった。
企業動向関連は、「1月は年始で営業日数が少なかったが、輸出入貨物の取扱を中心に荷動きは堅調に推移している。荷動きが活発になりつつあると感じる。」(輸送業)等の理由から、「やや良くなっている」等の回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」等の回答の割合が減少したため、前月を2.9ポイント上回る47.9となった。
雇用関連は、「変わらない」の回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」等の回答の割合が減少したため、前月を1.5ポイント上回る55.9となった。
現状判断DI
|
01月 |
前月差 |
合計 |
43.9 |
-0.8 |
家計動向関連 |
41.0 |
-2.1 |
企業動向関連 |
47.9 |
2.9 |
雇用関連(参考値) |
55.9 |
1.5 |
景気の先行きに対する評価
現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
景気の先行き判断DI(合計)は、前月を2.4ポイント上回る47.6となった。
分野別にみると、家計動向関連は、「客単価が上昇して、売上は良くなっている。ただこれが各種商品の値上げによるものか、客の景気が良くなって購買意欲が増大した影響なのかは、現時点では判断できない。」(スーパー)等の理由から、「やや良くなる」の回答の割合が増加し、「やや悪くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を2.4ポイント上回る45.3となった。
企業動向関連は、「消費税増税から1年が経過し、世間はやや落ち着いてきている。今春の賃上げも良い方向で決着しそうであり、期待を込めて景気はやや良くなる。」(繊維工業)等の理由から、「やや良くなる」等の回答の割合が増加し、「変わらない」の回答の割合が減少したため、前月を1.4ポイント上回る49.3となった。
雇用関連は、「良くなる」等の回答の割合が増加し、「やや悪くなる」の回答の割合が減少したため、前月を5.9ポイント上回る60.3となった。
先行き判断DI
|
01月 |
前月差 |
合計 |
47.6 |
2.4 |
家計動向関連 |
45.3 |
2.4 |
企業動向関連 |
49.3 |
1.4 |
|
雇用関連(参考値) |
60.3 |
5.9 |
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