景気の現状に対する評価
現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
景気の現状判断DI(合計)は、前月を2.3ポイント上回る56.9となった。
分野別にみると、家計動向関連は、「地方都市の商店では、客の財布のひもが固く、必要以上に買物をしない傾向がある。」(商店街)等の理由から、「やや良くなっている」、「悪くなっている」等の回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」等の回答の割合が減少したため、前月を1.2ポイント上回る53.7となった。
企業動向関連は、「歳暮受注が好調で、電子商取引も広まってクリスマス前の荷動きが増えている。おせち料理の受注も好調で、世の中の生活スタイルの変化は、物流にも表れている。」(輸送業)等の理由から、「やや良くなっている」等の回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」等の回答の割合が減少したため、前月を4.8ポイント上回る61.4となった。
雇用関連は、「やや良くなっている」、「良くなっている」の回答の割合が増加し、「変わらない」の回答の割合が減少したため、前月を5.6ポイント上回る70.3となった。
現状判断DI
|
12月 |
前月差 |
合計 |
56.9 |
2.3 |
家計動向関連 |
53.7 |
1.2 |
企業動向関連 |
61.4 |
4.8 |
雇用関連(参考値) |
70.3 |
5.6 |
景気の先行きに対する評価
現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
景気の先行き判断DI(合計)は、前月を0.1ポイント下回る55.1となった。
分野別にみると、家計動向関連は、「消費税増税前の駆け込み需要が一段落し、建築工事は、建材の値上げや職人不足の影響で、少し様子見の状況となる。」(設計事務所)等の理由から、「変わらない」等の回答の割合が増加し、「やや良くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を2.1ポイント下回る53.3となった。
企業動向関連は、「自動車業界は、現状程度の為替水準が続く限り、輸出の好調が継続し、増収増益基調が続く。」(金融業)等の理由から、「変わらない」等の回答の割合が増加し、「やや悪くなる」の回答の割合が減少したため、前月を4.9ポイント上回る56.4となった。
雇用関連は、「やや良くなる」の回答の割合が増加し、「変わらない」の回答の割合が減少したため、前月を3.8ポイント上回る65.6となった。
先行き判断DI
|
12月 |
前月差 |
合計 |
55.1 |
-0.1 |
家計動向関連 |
53.3 |
-2.1 |
企業動向関連 |
56.4 |
4.9 |
|
雇用関連(参考値) |
65.6 |
3.8 |
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