景気の現状に対する評価
現在の景気を3か月前と比較するとその評価は次のとおりであった。
景気の現状判断DI(合計)は、前月を0.8ポイント上回る42.9となった。分野別にみると、家計動向関連は、「競合店出店の影響が継続している。猛暑により、飲料やアイスなどの販売は好調だが、それ以外の主食系商品の販売は依然として苦戦が続いている。」(コンビニ)等の理由から、「変わらない」との回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」との回答の割合が増加したものの、「悪くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を1.1ポイント上回る41.5となった。企業動向関連は、「景気は復興需要を背景に緩やかな回復を続けてきたが中小企業にとってみれば復興需要を感じられず、景気の先行きに不安と不信、不透明感を強く感じている。
」(電気機械器具製造業)等の理由から、「やや悪くなっている」、「悪くなっている」等の回答の割合が増加し、「やや良くなっている」、「変わらない」等の回答の割合が減少したため、前月を2.0ポイント下回る42.9となった。雇用関連は、「やや良くなっている」との回答の割合が増加し、「変わらない」、「やや悪くなっている」等の回答の割合が減少したため、前月を4.4ポイント上回る52.9となった。
現状判断DI
|
8月 |
前月差 |
合計 |
42.9 |
0.8 |
家計動向関連 |
41.5 |
1.1 |
企業動向関連 |
42.9 |
-2.0 |
雇用関連(参考値) |
52.9 |
4.4 |
景気の先行きに対する評価
現在より3か月先の景気の先行きに対する評価は次のとおりであった。
景気の先行き判断DI(合計)は、前月を2.1ポイント上回る43.8となった。分野別にみると、家計動向関連は、「引き続き単価ダウン傾向が続き、まとめ買いのニーズは低調に推移するが、レジャー関連商品や気温による秋物商品の動向は早い。
」(その他小売[ショッピングセンター])等の理由から、「変わらない」との回答の割合が大幅に増加し、「やや悪くなる」、「悪くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を2.6ポイント上回る43.2となった。企業動向関連は、「7月は夏枯れといいながらもマアジ、イカ、シイラ網漁が好調であり今後も持続する。」(農林水産業)等の理由から、「やや良くなる」等の回答の割合が増加し、「変わらない」等の回答の割合が減少したため、前月を2.4ポイント上回る44.3となった。雇用関連は、「変わらない」との回答の割合が増加し、「やや良くなる」との回答の割合が減少したため、前月を1.4ポイント下回る47.1となった。
先行き判断DI
|
8月 |
前月差 |
合計 |
43.8 |
2.1 |
家計動向関連 |
43.2 |
2.6 |
企業動向関連 |
44.3 |
2.4 |
雇用関連(参考値) |
47.1 |
-1.4 |
中国地域データ[PDFファイル]