景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2011年8月]

2011年8月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較するとその評価は以下のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を10.8ポイント下回り44.0となった。分野別にみると、家計動向関連は、「東日本大震災以降売上が少しずつ回復し、7月で前年実績をクリアできるようになったが、8月になり販売点数・売上・来客数の全てが3%程度前年度を下回っている。」(スーパー)等の理由から、「やや悪くなっている」、「悪くなっている」等の回答の割合が大幅に増加し、「やや良くなっている」、「変わらない」等の回答の割合が大幅に減少したため、前月を10.9ポイント下回る40.4となった。企業動向関連は、「販売・サービス業は例年並みの水準に戻りつつあるが、公共事業関係の事業者の業績が想像以上に悪くなっている。以前より業績不振ながら何とか持ち応えていたが、そろそろ限界という声も聞かれる。」(会計事務所)等の理由から、「変わらない」、「やや悪くなっている」等の回答の割合が大幅に増加し、「良くなっている」、「やや良くなっている」等の回答の割合が大幅に減少したため、前月を12.8ポイント下回る47.9となった。雇用関連は、「変わらない」、「やや悪くなっている」等の回答の割合が大幅に増加し、「やや良くなっている」との回答の割合が大幅に減少したため、前月を6.9ポイント下回る60.3となった。

現状判断DI

8月 前月差
合計 44.0 -10.8
家計動向関連 40.4 -10.9
企業動向関連 47.9 -12.8
雇用関連(参考値) 60.3 -6.9

景気の先行きに対する評価

 現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は以下のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を2.1ポイント下回る46.1となった。分野別にみると、家計動向関連は、「長引く不景気でスリム化している建築業界だが、今年度の公共工事の発注が同時期に一斉に始まったので、型枠大工などの人手不足が起こり、民間の工事を圧迫し、その結果コスト上昇につながる。」(設計事務所)等の理由から、「変わらない」、「やや悪くなる」等の回答の割合が増加し、「やや良くなる」との回答の割合が減少したため、前月を1.1ポイント下回る43.9となった。企業動向関連は、「材料費や人件費上昇に伴い、中国の生産工場から毎年のように値上げ要請がある。タイやカンボジアへの拠点変更も視野に入れているが、納期に影響する日本との距離の問題が大きく、部品価格上昇の抑制に苦慮している。」(その他製造業)等の理由から、「悪くなる」、「やや悪くなる」等の回答の割合が増加し、「良くなる」、「やや良くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を5.0ポイント下回る47.9となった。雇用関連は、「やや悪くなる」との回答の割合が大幅に増加し、「やや良くなる」、「変わらない」等の回答の割合が減少したため、前月を3.5ポイント下回る57.4となった。

現状判断DI

8月 前月差
合計 46.1 -2.1
家計動向関連 43.9 -1.1
企業動向関連 47.9 -5.0
雇用関連(参考値) 57.4 -3.5

中国地域データ[PDFファイル]

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