景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2011年4月]

2011年4月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較するとその評価は以下のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を2.3ポイント下回り30.6となった。分野別にみると、家計動向関連は、「東日本大震災の影響により一時的に買いだめ需要が発生したが、その後メーカーの供給が追いつかない影響や、工業地帯での工場稼動減にともなう不況感も漂い、買い控えが発生している。」(コンビニ)等の理由から、「やや悪くなっている」、「悪くなっている」等の回答の割合が増加し、「良くなっている」、「やや良くなっている」等の回答の割合が減少したため、前月を3.5ポイント下回る27.8となった。企業動向関連は、「東日本大震災の影響で製品入荷が遅れ販売量も伸び悩んでいるが、4月繁忙期にもかかわらず注文も伸び悩んでいる。」(通信業)等の理由から、「やや悪くなっている」との回答の割合が増加し、「やや良くなっている」、「変わらない」等の回答の割合が減少したため、前月を0.9ポイント下回る30.7となった。雇用関連は、「やや良くなっている」との回答の割合が増加し、「悪くなっている」等の回答の割合が減少したため、前月を2.9ポイント上回る48.5となった。

現状判断DI

4月 前月差
合計 30.6 -2.3
家計動向関連 27.8 -3.5
企業動向関連 30.7 -0.9
雇用関連(参考値) 48.5 2.9

景気の先行きに対する評価

 現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は以下のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を15.4ポイント上回る40.9となった。分野別にみると、家計動向関連は、「生産の回復、各社からの新型車発売、復興に伴う需要の発生などで市場が今よりは盛り上がる。」(乗用車販売店)等の理由から、「やや良くなる」、「変わらない」等の回答の割合が増加し、「悪くなる」、「やや悪くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を17.4ポイント上回る41.7となった。企業動向関連は、「足元の3月、4月が景気の底とみており、今後震災復興向けの鋼材需要や自動車関連の生産も徐々に回復していく見込みである。」(鉄鋼業)等の理由から、「やや良くなる」、「変わらない」等の回答の割合が増加し、「悪くなる」、「やや悪くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を10.0ポイント上回る37.9となった。雇用関連は、「やや良くなる」、「変わらない」等の回答の割合が増加し、「悪くなる」、「やや悪くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を14.7ポイント上回る42.6となった。

現状判断DI

4月 前月差
合計 40.9 15.4
家計動向関連 41.7 17.4
企業動向関連 37.9 10.0
雇用関連(参考値) 42.6 14.7

中国地域データ[PDFファイル]

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