景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2011年3月]

2011年3月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は東日本大震災の影響もあり、以下のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を14.9ポイント下回り32.9となった。分野別にみると、家計動向関連は、「震災発生以降、自粛を含むキャンセルが相次いでいる。外国からのツアーは全滅で、宴会部門においても自粛ムードが広がっている。」(観光型ホテル)等の理由から、「やや悪くなっている」、「悪くなっている」との回答の割合が増加し、「変わらない」等の回答の割合が減少したため、前月を15.1ポイント下回る31.3となった。企業動向関連は、「東日本大震災の影響で原材料の手配が厳しくなっており、生産しても受入先の体制が整わないため、当社は生産を控えている。」(電気機械器具製造業)等の理由から、「やや悪くなっている」、「悪くなっている」との回答の割合が増加し、「変わらない」等の回答の割合が減少したため、前月を13.3ポイント下回る31.6となった。雇用関連は、「やや悪くなっている」との回答の割合が増加し、「やや良くなっている」等の回答の割合が減少したため、前月を18.5ポイント下回る45.6となった。

現状判断DI

3月 前月差
合計 32.9 -14.9
家計動向関連 31.3 -15.1
企業動向関連 31.6 -13.3
雇用関連(参考値) 45.6 -18.5

景気の先行きに対する評価

 現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は以下のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を20.5ポイント下回る25.5となった。分野別にみると、家計動向関連は、「しばらくは地震の影響で喪に服したような雰囲気にあるため、活発な経済活動は見込めない。特に自動車関連は生産がストップしており、再開の目途も全く立っておらず、先行き不透明であるため、自身の雇用や給料に関しても不安感を持っている。」(自動車販売店)等の理由から、「やや悪くなる」、「悪くなる」との回答の割合が増加し、「変わらない」等の回答の割合が減少したため、前月を22.1ポイント下回る24.3となった。企業動向関連は、「当地においても東日本大震災の影響が出ている。生産が西日本にシフトするとの話もあるが、現段階では増産に伴う必要資金発生の申込等、具体的な動きは確認できていない。一部取引先において、地震により仕入、販売先、物流等に影響が出ているとの話もあり、営業に支障がでてくる可能性もあり、近い将来の景気はやや低下する。」(金融業)等の理由から、「悪くなる」、「やや悪くなる」との回答の割合が増加し、「変わらない」等の回答の割合が減少したため、前月を13.3ポイント下回る27.9となった。雇用関連は、「やや悪くなる」、「悪くなる」等の回答の割合が増加し、「変わらない」等の回答の割合が減少したため、前月を25.2ポイント下回る27.9となった。

現状判断DI

3月 前月差
合計 25.5 -20.5
家計動向関連 24.3 -22.1
企業動向関連 27.9 -13.3
雇用関連(参考値) 27.9 -25.2

中国地域データ[PDFファイル]

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