景気の現状に対する評価
現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
景気の現状判断DI(合計)は、前月を3.8ポイント上回り43.1となった。分野別にみると、家計動向関連は、「家電エコポイント制度変更に伴う駆け込み需要があった。」(家電量販店)、「11月は冬物衣料が好調で、コートが売上を伸ばしている。」(百貨店)等の理由から、「やや良くなっている」との回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」
等の回答の割合が減少したため、前月を3.8ポイント上回る41.0となった。 企業動向関連は、「受注の勢いが10月以前に比べ落ちてきている。客からも先行きが不透明、下向きという話が多い。」(鉄鋼業)等の理由から、「やや悪くなっている」等の回答の割合が
増加したが、「悪くなっている」との回答の割合が大幅に減少したため、前月を2.9ポイント上回る44.1となった。雇用関連は、「やや良くなっている」との回答の割合が増加し、「変わらない」「やや悪くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を6.3ポイント上回る56.3となった。
現状判断DI
|
11月 |
前月差 |
合計 |
43.1 |
3.8 |
家計動向関連 |
41.0 |
3.8 |
企業動向関連 |
44.1 |
2.9 |
雇用関連(参考値) |
56.3 |
6.3 |
景気の先行きに対する評価
現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は以下のとおりであった。
景気の先行き判断DI(合計)は、前月を1.9ポイント上回る41.2となった。分野別にみると、家計動向関連は、「自動車業界全体では、各メーカーより量販車種の新型車が発売になり、市場はやや回復傾向に向かう。」(自動車販売店)等の理由から、「やや良くなる」との回答の割合が増加し、「変わらない」「悪くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を1.1ポイント上回る40.4となった。企業動向関連は、「公共事業、民間ともに動きはなく、今のままの状態がしばらく続く。」(建設業)等の理由から、「変わらない」との回答の割合が減少し、前月を0.7ポイント下回る39.7となった。雇用関連は、「やや良くなる」「変わらない」等の回答の割合が増加し、「やや悪くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を13.2ポイント上回る50.0となった。
現状判断DI
|
11月 |
前月差 |
合計 |
41.2 |
1.9 |
家計動向関連 |
40.4 |
1.1 |
企業動向関連 |
39.7 |
-0.7 |
雇用関連(参考値) |
50.0 |
13.2 |
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