景気の現状に対する評価
現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
景気の現状判断DI(合計)は、前月を2.4ポイント下回り41.7となった。分野別にみると、家計動向関連は、「今月は前半残暑が非常に厳しかった。後半気温が下がったものの、客の購買意欲は上がっていない。」(百貨店)等の理由から、「やや悪くなっている」「変わらない」等の回答の割合が増加し、「良くなっている」「やや良くなっている」等の回答の割合が減少したため、前月を6.2ポイント下回る 36.2となった。 企業動向関連は、「起工式が頻繁にあり、現場担当者の稼働率が上がっている。」(建設業)等の理由から、「やや良くなっている」「変わらない」等の回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」「悪くなっている」等の回答の割合が減少したため、前月を8.8ポイント上回る52.2となった。雇用関連は、「良くなっている」との回答の割合が増加し、「変わらない」との回答の割合が減少したため、前月を2.6ポイント上回る60.0となった。
現状判断DI
|
9月 |
前月差 |
合計 |
41.7 |
-2.4 |
家計動向関連 |
36.2 |
-6.2 |
企業動向関連 |
52.2 |
8.8 |
雇用関連(参考値) |
60.0 |
2.6 |
景気の先行きに対する評価
現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は以下のとおりであった。
景気の先行き判断DI(合計)は、前月を2.1ポイント上回る42.3となった。分野別にみると、家計動向関連は、「来客数からみる景気の状況は決して良いとはいえない。ただ一時的な動きという見方も強いものの、今月は市内での新店舗の開店により、市場は多少動きが出てきている。またエコポイント制度が残り半年となり、当業界においては駆け込み需要により、年末へ向けて多少の追い風となってくる。」(家電量販店)等の理由から、「やや良くなる」「変わらない」等の回答の割合が増加し、「やや悪くなる」「悪くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を2.7ポイント上回る41.2となった。企業動向関連は、「今後2~3か月は自動車関連の受注は計画どおり順調に推移する。」(輸送用機械器具製造業)等の理由から、「良くなる」「やや良くなる」等の回答の割合が増加し、「変わらない」「やや悪くなる」等の回答の割合が減少したため、前月を2.9ポイント上回る44.1となった。雇用関連は、「やや悪くなる」との回答の割合が増加し、「やや良くなる」「変わらない」等の回答の割合が減少したため、前月を3.3ポイント下回る46.7となった。
現状判断DI
|
9月 |
前月差 |
合計 |
42.3 |
2.1 |
家計動向関連 |
41.2 |
2.7 |
企業動向関連 |
44.1 |
2.9 |
雇用関連(参考値) |
46.7 |
-3.3 |
中国地域データ[PDFファイル]