景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2010年3月]

2010年3月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を4.1ポイント上回る46.2となり、4か月連続し前月を上回った。分野別にみると、家計動向関連は、消費者の節約志向が続いているものの、「エコポイント制度が3月末で制度変更となることを受けた「駆け込み需要」が見られ、販売数量・金額とも大きく前年を上回っている」(家電量販店)等の理由から、「やや良くなっている」との回答の割合が増加し、「悪くなっている」等の回答の割合が減少したため、前月を5.6ポイント上回る 44.7となった。企業動向関連は、「一部の工場が減産に入った。その他の工場も依然としてフル稼動となっていない。」(化学工業)等の理由から、「変わらない」との回答の割合が増加し、「やや良くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を2.3ポイント下回る46.2となった。雇用関連は、「やや良くなっている」との回答の割合が増加し、「変わらない」「やや悪くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を5.9ポイント上回る55.9となった。

現状判断DI

3月 前月差
合計 46.2 4.1
家計動向関連 44.7 5.6
企業動向関連 46.2 -2.3
雇用関連(参考値) 55.9 5.9

景気の先行きに対する評価

 現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は以下のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月同様の47.2となった。分野別にみると、家計動向関連は、「1品単価、客単価とも、一進一退の推移が続き、下降は止まった感があるが、上昇に転じたとは感じられない。客の動きも、ディスカウント系に流れており、低価格志向が続いている。」(乗用車販売)等の理由から、「変わらない」「やや悪くなる」との回答の割合が増加し、「やや良くなる」との回答の割合が減少したため、前月を1.3ポイント下回る45.6となった。企業動向関連は、「大手自動車メーカーのリコール問題もあり、自動車産業では二番底が懸念されるものの、今年上期は現状並みの受注で推移する。」(鉄鋼業)等の理由から、「良くなる」との回答の割合が増加し「やや良くなる」「やや悪くなる」との回答の割合が減少したため 、前月を1.5ポイント上回る48.5となった。雇用関連は、「やや良くなる」との回答の割合が増加し「変わらない」「悪くなる」との回答の割合が減少したため、前月を4.4ポイント上回る54.4となった。

現状判断DI

3月 前月差
合計 47.2 0.0
家計動向関連 45.6 -1.3
企業動向関連 48.5 1.5
雇用関連(参考値) 54.4 4.4

中国地域データ[PDFファイル]

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