景気の現状に対する評価
現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
景気の現状判断DI(合計)は、前月を4.0ポイント上回る25.9となり、2か月連続して前月を上回った。分野別にみると、家計動向関連は、「身の回り品や化粧品などの洋品関連は非常に厳しい状況が続いているが、アパレル関連の春物の動きは活発になっており、相殺して状況は変わらずとした。店全体で見れば、食料品関連は好調に推移している。」(百貨店(売場担当))などの理由から、「悪くなっている」「やや悪くなっている」との回答の割合が減少し、「やや良くなっている」「変わらない」との回答の割合が増加したため、前月を3.0ポイント上回る26.3となった。企業動向関連は、「当社の販売量は前年比でやや伸びている。」(食料品製造業(総務担当))などの理由から、「良くなっている」「変わらない」との回答の割合が減少し、「やや良くなっている」との回答の割合が増加したため、前月と変わらず15.7となった。雇用関連は、「変わらない」との回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を1.5ポイント上回る11.8となった。
現状判断DI
|
2月 |
前月差 |
合計 |
19.8 |
1.7 |
家計動向関連 |
22.2 |
2.3 |
企業動向関連 |
15.7 |
0.0 |
雇用関連(参考値) |
11.8 |
1.5 |
景気の先行きに対する評価
現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は以下のとおりであった。
景気の先行き判断DI(合計)は、前月を4.0ポイント上回る25.9となり、4か月連続して前月を上回った。分野別にみると、家計動向関連は、「春季イベント期間による動員効果を期待している。また高速道路通行料金の引き下げ効果などもプラス要素となる。」(テーマパーク(業務担当))などの理由から、「やや良くなる」「変わらない」との回答の割合が増加し、「悪くなる」「やや悪くなる」との回答の割合が減少したため、前月を3.0ポイント上回る26.3となった。企業動向関連は「特に自動車関連の受注減少は続くと思われるが、在庫の減少も進むものと思われ、3か月先の受注計画は、上向きのものが出ている。」(電気機械器具製造業(総務担当))などの理由から、「やや良くなる」「悪くなる」との回答の割合が増加し、「変わらない」「やや悪くなる」との回答の割合が減少したため、前月を2.9ポイント上回る25.7となった。雇用関連は、「やや良くなる」「変わらない」との回答の割合が増加し、「やや悪くなる」「悪くなる」との回答の割合が減少したため、前月を13.2ポイント上回る23.5となった。
先行き判断DI
|
2月 |
前月差 |
合計 |
25.9 |
4.0 |
家計動向関連 |
26.3 |
3.0 |
企業動向関連 |
25.7 |
2.9 |
雇用関連(参考値) |
23.5 |
13.2 |
中国地域データ[PDFファイル]