景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2008年11月]

2008年11月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を3.0ポイント下回る22.6となり、前月に引き続き過去最低値を更新した。分野別にみると、家計動向関連は、「まだ冬はこれからなのに、どこの店でも30~50%OFFの売出しが始まった。当店も売上、来客数が伸びないので、今月末よりバーゲンを始める。」(その他専門店[布地](経営者))などの理由から、「変わらない」「悪くなっている」との回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を0.2ポイント下回る25.2となった。企業動向関連は、「自動車関連・エレクトロニクス関連の受注が、ここにきて大幅に落ち込んでいる。受注が戻る見通しも不透明で、景気も大きく後退している。」(鉄鋼業(総務担当))などの理由から、「やや悪くなっている」「悪くなっている」との回答の割合が増加し、「良くなっている」「やや良くなっている」「変わらない」との回答の割合が減少したため、前月を9.3ポイント下回る17.9となった。雇用関連は、「悪くなっている」との回答の割合が増加し、「変わらない」「やや悪くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を8.8ポイント下回る14.7となった。

現状判断DI

11月 前月差
合計 22.6 -3.0
家計動向関連 25.2 -0.2
企業動向関連 17.9 -9.3
雇用関連(参考値) 14.7 -8.8

景気の先行きに対する評価

 現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は以下のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を1.6ポイント下回る23.7となり、前月に引き続き過去最低値を更新した。分野別にみると、家計動向関連は、「10月中旬頃からの、不況感による景気の冷え込みは想像以上であり、しばらくは客の財布のひもは固くなって、外食や旅行は第一に控えられる。」(観光型ホテル(経理総務担当))などの理由から、「変わらない」「悪くなる」との回答の割合が増加し「やや良くなる」「やや悪くなる」との回答の割合が減少したため、前月を1.5ポイント下回る25.4となった。企業動向関連は「得意先である工作機械業界の受注に陰りがみられ、当社への受注も減少する。また、底堅いと思われていた造船業界も、資金調達難から、徐々にキャンセルの情報が入りつつある。」(金属製品製造業(総務担当))などの理由から、「やや悪くなる」との回答の割合が増加し、「変わらない」との回答の割合が減少したため、前月を1.4ポイント下回る22.9となった。雇用関連は、「悪くなる」との回答の割合が増加し、「やや悪くなる」との回答の割合が減少したため、前月を2.9ポイント下回る13.2となった。

先行き判断DI

11月 前月差
合計 23.7 -1.6
家計動向関連 25.4 -1.5
企業動向関連 22.9 -1.4
雇用関連(参考値) 13.2 -2.9

中国地域データ[PDFファイル]

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