景気の現状に対する評価
現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
景気の現状判断DI(合計)は、前月を0.6ポイント上回る49.7となった。分野別にみると、家計動向関連は、「12月の宴会売上は前年比200%と好調であり、その内、忘年会が前年比180%と大幅に増加した。近隣の大企業を中心に、景気の回復感が見受けられる。ただし、地元の中小企業は、まだまだ厳しそうである。」(観光型ホテル(経理総務担当))などの理由から、「良くなっている」「やや良くなっている」「やや悪くなっている」との回答の割合が増加し、「変らない」との回答の割合が減少したため、前月を0.6ポイント上回る49.7となった。企業動向関連は、「光電話は伸びてはいるが、このところ鈍化している。他の商品も思うように伸びていない。」(通信業(支社長))などの理由から、「良くなっている」「変わらない」との回答の割合が減少し、「やや良くなっている」「やや悪くなっている」との回答の割合が増加したため、前月を2.9ポイント下回る49.3となった。雇用関連は、「変わらない」「やや悪くなっている」との回答が減少し、「やや良くなっている」との回答が増加したため、前月を4.4ポイント上回る58.8となった。
現状判断DI
|
12月 |
前月差 |
合計 |
49.7 |
0.6 |
家計動向関連 |
48.5 |
1.1 |
企業動向関連 |
49.3 |
-2.9 |
雇用関連(参考値) |
58.8 |
4.4 |
景気の先行きに対する評価
現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は以下のとおりであった。
景気の先行き判断DI(合計)は、前月を1.4ポイント下回る49.6となった。分野別にみると、家計動向関連は、「暖冬で売行きが悪い流れが変わらずに、在庫超過や値下げ金額増などにより、利益が圧迫され回復は難しい。」(衣料品専門店(地域ブロック長))などの理由から、「変わらない」 との回答の割合が増加し、「良くなっている」「やや良くなっている」「やや悪くなる」 との回答の割合が減少したため、前月を1.4ポイント下回る49.6となった。企業動向関連は、「大型案件の引合も少なく、生産量は低水準でありこの状態が続く。ただし加工度の高い製品の受注が回復しており、人員は不足している。」(窯業・土石製品製造業(総務経理担当))などの理由から、「変わらない」 との回答の割合が減少し、「やや良くなる」「やや悪くなる」 との回答の割合が増加したため、前月と同じく50.0となった。雇用関連は、「良くなる」「変わらない」との回答の割合が減少し、「やや悪くなる」との回答の割合が増加したため、前月を5.9ポイント下回る51.5となった。
先行き判断DI
|
12月 |
前月差 |
合計 |
49.6 |
-1.4 |
家計動向関連 |
49.2 |
-1.2 |
企業動向関連 |
50.0 |
0.0 |
雇用関連(参考値) |
51.5 |
-5.9 |
中国地域データ[PDFファイル]