景気の現状に対する評価
現在の景気を３か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
景気の現状判断ＤＩ（合計）は、前月を3.1ポイント下回る48.4となった。分野別にみると、家計動向関連は、「サッカーワールドカップの需要も終わり、テレビ、ＤＶＤ関連機器が頭打ち状態である。季節的にはエアコンの時期だが、気温の上昇が伴わないため悪い。」（家電量販店（店長））などの理由から、「変わらない｣「悪くなっている」との回答の割合が増加し、「やや良くなっている」｢やや悪くなっている｣との回答の割合が減少したため、前月を2.1ポイント下回る46.8となった。企業動向関連は、「引き続く原材料の高騰や、顧客の在庫調整もあり、受注に今までのような勢いが感じられなくなってきている。自動車・電機メーカー等主要顧客の動向が懸念される。」（鉄鋼業（総務担当））などの理由から、「変わらない」｢やや悪くなっている｣「悪くなっている」との回答の割合が増加し、｢良くなっている｣「やや良くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を7.4ポイント下回る48.5となった。雇用関連は、｢やや悪くなっている｣との回答が増加し、「変わらない」との回答が減少したため、前月を1.5ポイント下回る58.8となった。
現状判断ＤＩ
|
6月 |
前月差 |
| 合計 |
48.4 |
-3.1 |
| 家計動向関連 |
46.8 |
-2.1 |
| 企業動向関連 |
48.5 |
-7.4 |
| 雇用関連（参考値） |
58.8 |
-1.5 |
景気の先行きに対する評価
現在より２～３か月先の景気の先行きに対する評価は以下のとおりであった。
景気の先行き判断ＤＩ（合計）は、前月を1.0ポイント下回る50.6となった。分野別にみると、家計動向関連は、「天候しだいで夏がいつまで続くかが問題だが、最近はＤＭ等の販促に対しての反応が薄れている。」（衣料品専門店（販売促進担当））などの理由から、｢良くなる｣「変わらない」｢悪くなる｣との回答の割合が増加し、｢やや良くなる｣ ｢やや悪くなる｣ との回答の割合が減少したため、前月を0.9ポイント下回る50.0となった。企業動向関連は、「原油価格が上昇しているので非常に厳しい状態が続く。」（輸送業（営業担当））などの理由から、「良くなる」｢やや悪くなる｣ ｢悪くなる｣との回答の割合が増加し、｢変わらない｣ との回答の割合が大幅に減少したため、前月を0.7ポイント下回る50.0となった。雇用関連は、「変わらない」との回答の割合が増加し、「良くなる」との回答の割合が減少したため、前月を2.9ポイント下回る55.9となった。
先行き判断ＤＩ
|
6月 |
前月差 |
| 合計 |
50.6 |
-1.0 |
| 家計動向関連 |
50.0 |
-0.9 |
| 企業動向関連 |
50.0 |
-0.7 |
| 雇用関連（参考値） |
55.9 |
-2.9 |
中国地域データ［ＰＤＦファイル］