景気の現状に対する評価
現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
景気の現状判断DI(合計)は、前月を3.3ポイント下回り、50.3となった。分野別にみると、家計動向関連は、「販売単価は前年に対して約93%の単価で推移しているが、販売点数,客数についてはいずれも103%前後で推移していて変化は見受けられない。」(スーパー(店長))などの理由から、「やや良くなる」との回答の割合が大幅に減少するとともに、「変わらない」、「やや悪くなる」との回答の割合が増加したため、前月を5.9ポイント下回る 46.2となった。企業動向関連は、「今まで設備投資など何もしなかった企業が、徐々に更新しようとする動きが出てきた。」(金融業(営業担当))などの理由から、「やや悪くなる」との回答の割合が大幅に減少するとともに、「やや良くなる」、「変わらない」との回答の割合が増加したため、前月を5.8ポイント上回る59.6となった。雇用関連は、「良くなる」、「やや良くなる」、「やや悪くなる」との回答が減少するとともに「変わらない」との回答が大幅に増加したため、前月を2.9ポイント下回る60.3となった。
現状判断DI
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8月 |
前月差 |
合計 |
50.3 |
-3.3 |
家計動向関連 |
46.2 |
-5.9 |
企業動向関連 |
59.6 |
5.8 |
雇用関連(参考値) |
60.3 |
-2.9 |
景気の先行きに対する評価
現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は以下のとおりであった。
景気の先行き判断DI(合計)は、前月を1.8ポイント下回り、51.5となった。分野別にみると、家計動向関連は、「季節動向の強い商品を扱っているが、季節の端境期であり、かつ、季節の変わり目かはっきりしないため、季節の初めに商品が動くとは予測できない。」(一般小売店(経営者))などの理由から、「やや良くなる」との回答の割合が減少するとともに、「変わらない」との回答の割合が増加したため、前月を0.9ポイント下回る50.2となった。企業動向関連は、「仕事量は好調であるが、今後、原油や錫の値上りによる生産コストアップの影響が考えられ、利益に反映されないと予測される。」(鉄鋼業 (総務担当))などの理由から、「やや良くなる」との回答の割合が減少するとともに、「変わらない」、「やや悪くなる」との回答の割合が増加したため、前月を3.9ポイント下回る52.9となった。雇用関連は、「やや良くなる」との回答の割合が減少するとともに、「変わらない」、「やや悪くなる」との回答の割合が増加したため、前月を4.4ポイント下回る57.4となった。
先行き判断DI
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8月 |
前月差 |
合計 |
51.5 |
-1.8 |
家計動向関連 |
50.2 |
-0.9 |
企業動向関連 |
52.9 |
-3.9 |
雇用関連(参考値) |
57.4 |
-4.4 |