景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2003年4月]

2003年4月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を2.2ポイント下回り、42.9と本調査開始以降31か月連続で50を割り込む水準になっている。分野別にみると、家計動向関連は、「低価格商品しか売れない状況であり、客単価も大幅に下がってきている」(衣料品専門店)などの理由から、「良くなっている」との回答の割合が減少し、「やや悪くなっている」、「悪くなっている」との回答の割合が増加したため、前月を4.2ポイント下回る41.0となった。企業動向関連は、「主要顧客からの受注量が1月の内示よりも大幅に増加している」(運送用機械器具製造業)などの理由から、「やや良くなっている」との回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」との回答の割合が減少したことから、前月を1.5ポイント上回る47.1となった。雇用関連は、「新規求人数は例年に比べて増加しているが、臨時の派遣スタッフが増加している」(職業安定所)などの理由から、「やや良くなっている」との回答の割合が大幅に増加し、「やや悪くなっている」との回答の割合が大幅に減少したため、「良くなっている」との回答の割合が減少したものの、前月を4.4ポイント上回る48.5となった。

現状判断DI

4月 変化幅
合計 42.9 -2.2
家計動向関連 41.0 -4.2
企業動向関連 47.1 1.5
雇用関連(参考値) 48.5 4.4

景気の先行きに対する評価

 現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は、以下のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を3.3ポイント上回り、44.0となっている。分野別にみると、家計動向関連は、「海外から新商品を大量に入荷したことで、客の注目を引いており、今後この商材を使って店舗展開を目指すことで、売上の増につながる可能性がある」(住関連専門店)などの理由から、「やや良くなる」との回答の割合が増加し、「やや悪くなる」との回答の割合が減少したため、前月を2.1ポイント上回る43.7となった。企業動向関連は、「地元の自動車メーカーにおいて、収益面は低い伸びになるとみられるが、新型車の生産開始により、操業は一段と高まると期待できることから、景況感は改善する」(金融業)などの理由から、「やや良くなる」との回答の割合が増加し、「やや悪くなる」、「悪くなる」との回答の割合が減少したため、前月を 3.7ポイント上回る44.1となった。雇用関連は、「本学主催の企業説明会に、例年より多くの企業が参加している」(学校[大学])などの理由から、「やや良くなる」との回答の割合が大きく増加し、「やや悪くなる」との回答の割合が大幅に減少し、「悪くなる」との回答の割合も減少したため、前月を 10.3ポイント上回る45.6となった。

先行き判断DI

4月 変化幅
合計 44.0 3.3
家計動向関連 43.7 2.1
企業動向関連 44.1 3.7
雇用関連(参考値) 45.6 10.3

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