景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2003年3月]

2003年3月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を2.5ポイント上回ったものの、45.1と本調査開始以降30か月連続で50を割り込む水準になっている。分野別にみると、家計動向関連は、「月半ばに大きいレースがあり、その期間中の発売金額が大きくなっている」(競艇場)などの理由から、「良くなっている」との回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」、「悪くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を3.2ポイント上回る45.2となった。企業動向関連は、「良くなっている」、「悪くなっている」との回答が前月同様全くなかったものの、「受注の動きの鈍さに加えて、イラク情勢による油や電力の値上がりが、コストに大きく響き始めている」(鉄鋼業)などの理由から、「やや良くなっている」との回答の割合が減少し、「やや悪くなっている」との回答の割合が増加したことから、前月を2.2ポイント下回る45.6となった。雇用関連は、「求人広告は、新聞、チラシともやや上向いている。新規広告主も目立ち、持ち直し感が出てきている」(新聞社[求人広告])などの理由から、「良くなっている」との回答の割合が増加し、「やや悪くなっている」、「悪くなっている」との回答が減少したため、前月を7.3ポイント上回る44.1となった。

現状判断DI

3月 変化幅
合計 45.1 2.5
家計動向関連 45.2 3.2
企業動向関連 45.6 -2.2
雇用関連(参考値) 44.1 7.3

景気の先行きに対する評価

 現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は、以下のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を3.3ポイント下回り、40.7となっている。分野別にみると、家計動向関連は、「良くなる」との回答の割合が増加したものの、「イラク情勢の影響でユーザーが買い替え周期を大幅に延長することが懸念される」(乗用車販売店)などの理由から、「やや良くなる」との回答の割合が減少するとともに、「やや悪くなる」との回答の割合が増加したため、前月を3.8ポイント下回る41.6となった。企業動向関連は、「イラク情勢が安定することにより、欧州向けの受注も回復する」(輸送用機械器具製造業)などの理由から、「良くなる」との回答の割合が増加したものの、「やや良くなる」との回答の割合が減少したため、前月を1.5ポイント下回る40.4となった。雇用関連は、「業務遂行能力で中程度からやや上程度の人が応募できる正社員の求人が少ない」(民間職業紹介機関)などの理由から、「やや悪くなる」との回答の割合が大きく増加したため、前月を2.9ポイント下回る 35.3となった。

先行き判断DI

3月 変化幅
合計 40.7 -3.3
家計動向関連 41.6 -3.8
企業動向関連 40.4 -1.5
雇用関連(参考値) 35.3 -2.9

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