景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2003年2月]

2003年2月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を5.2ポイント上回ったものの、42.6と本調査開始以降29か月連続で50を割り込む水準になっている。分野別にみると、家計動向関連は、「メーカーがプロパー商品を早期に立ち上げたため、例年なら低い傾向にある来客数に対する客単価や買上率が高水準で推移している」(百貨店)などの理由から「やや良くなっている」との回答の割合が増加するとともに、「やや悪くなっている」、「悪くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を3.3ポイント上回る42.0となった。企業動向関連は、「取引先の多くが受注好調の中、フル操業を継続中である」(金融業)などの理由から「やや良くなっている」との回答の割合が大幅に増加するとともに、「やや悪くなっている」、「悪くなっている」との回答の割合が大幅に減少したため、前月を12.5ポイント上回る47.8となった。雇用関連は、「求人広告は依然として低レベルにあるが、チラシ、インターネット利用など媒体が増えたことで、新規申し込みがぼつぼつ出始め、底入れ感が出てきた」(新聞社[求人広告])などの理由から「やや良くなっている」との回答の割合が増加するとともに、「やや悪くなっている」との回答の割合が大幅に減少したため、前月を4.4ポイント上回る36.8となった。

景気の先行きに対する評価

 現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は、以下のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を1.4ポイント上回り、44.0となっている。分野別にみると、家計動向関連は、「新たなエリアでのオープンを予定しており、その広報や誘致効果が期待できる」(テーマパーク)などの理由から、「やや良くなる」との回答の割合が増加し、「やや悪くなる」との回答の割合が減少したため、前月を1.2ポイント上回る45.4となった。企業動向関連は、「やや悪くなる」との回答の割合が増加したものの、「営業の受注活動情報や2月の受注量、3月の受注予定などからして半導体関連材料にやや回復の動きがみられるとともに、自動車関連材料でも受注が堅調である」(鉄鋼業)などの理由から「やや良くなる」との回答の割合が増加するとともに、「悪くなる」との回答の割合が減少したため、前月を1.5ポイント上回る41.9となった。雇用関連は、「良くなる」、「やや良くなる」との回答が皆無であり、「悪くなる」との回答の割合が減少したものの、「やや悪くなる」との回答が大幅に減少したため、前月を2.9ポイント上回る38.2となった。

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