景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2003年1月]

2003年1月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を0.2ポイント上回ったものの、37.4と本調査開始以降28か月連続で50を割り込む水準になっている。分野別にみると、家計動向関連は、「良くなっている」との回答の割合が減少したものの、「映像関連商品を中心に売上が例年を上回っており、来客数も数か月ぶりに例年を上回る状況である」(家電量販店)などの理由から「やや良くなっている」との回答の割合が増加し、一方で「やや悪くなっている」、「悪くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を1.7ポイント上回る38.7となった。企業動向関連は、「やや良くなっている」との回答の割合が大幅に減少する一方で、「国内販売では安いうえに新商品でないと売れない状況が続いており、見込み生産が全くできない状況である」(その他製造業[スポーツ用品])などの理由から「やや悪くなっている」、「悪くなっている」との回答の割合が増加したことから、前月を5.9ポイント下回る35.3となった。雇用関連は、「良くなっている」、「やや良くなっている」との回答が前月同様全くなかったものの、「やや悪くなっている」との回答の割合が大幅に減少し、「求人依頼数が減少しており、依頼が入ったとしても非常にスキルの高い人材を要求され、そうした人材でなければ採用されなくなってきている」(民間職業紹介機関)などの理由から「変わらない」との回答の割合が大幅に増加したため、前月を1.5ポイント上回る32.4となった。

景気の先行きに対する評価

 現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は、以下のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を4.8ポイント上回り、42.6となっている。分野別にみると、家計動向関連は、「市場がブロードバンド化を望んでいるため、加入増が見込まれる」(通信会社)などの理由から、「やや良くなる」との回答の割合が増加し、「やや悪くなる」との回答の割合が減少したため、前月を6.2ポイント上回る44.2となった。企業動向関連は、「やや良くなる」との回答の割合が減少したものの、「消費者の財布のひもが固くなってきているが、高くてもよほど良い品であれば、そこそこ売れる傾向にある」(食料品製造業)などの理由から、「やや悪くなる」、「悪くなる」との回答の割合も減少し、「変わらない」の割合が増加したため、前月を1.4ポイント上回る40.4となった。雇用関連は、「良くなる」、「やや良くなる」との回答が前月同様全くなかったものの、「一時的なものか今後継続されるものかは分からないが、自動車部品業界の海外進出強化により、サプライヤー間に関係部門の増員がみられる」(民間職業紹介機関)などの理由から、「やや悪くなる」、「悪くなる」との回答の割合が減少し、「変わらない」との回答の割合が増加したため、前月を1.5ポイント上回る35.3となった。

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