景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2002年9月]

2002年9月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を4.1ポイント下回り、42.6と本調査開始以降24か月連続で50を割り込む水準になっている。分野別にみると、家計動向関連は、「変わらない」との回答の割合が減少する一方で、「コンビニの主力である弁当の価格で、400円以上の物の売上構成がダウンし、 300円台が中心に伸びている。また菓子も少量の低価格商品のウェイトが高くなってきている」(コンビニ)などの理由から「やや良くなっている」との回答の割合が減少し、「やや悪くなっている」との回答の割合が大幅に増加したため、前月を6.0ポイント下回る40.6となった。企業動向関連は、「やや良くなっている」との回答の割合が大幅に減少する一方で、「変わらない」との回答の割合が増加するとともに、「販売価格の値下げの動きが非常に強くなっている」(その他サービス業[商業写真])などの理由から「やや悪くなっている」との回答の割合が増加したため、前月を2.2ポイント下回る46.3となった。雇用関連は、「やや悪くなっている」との回答の割合が減少し、「求人依頼数はさほど変化はないものの、外資系企業からの依頼が多く、国内企業は厳しい」(民間職業紹介機関)などの理由から「変わらない」との回答の割合が大幅に増加したことから、前月を4.7ポイント上回る48.5となった。

景気の先行きに対する評価

 現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は、以下のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を1.5ポイント上回り、48.5となっている。分野別にみると、家計動向関連は、「大口予約が年末に向けて少しずつだが増えており、客単価も5円程度上昇してきている」(一般レストラン)などの理由から、「良くなる」との回答の割合が増加した一方で、「悪くなる」との回答の割合が減少したため、前月を2.5ポイント上回る49.6となった。企業動向関連は、「やや良くなっている」との回答の割合が減少し、「これまで受注量、販売量は順調に回復してきたが、スポット的なものが多く、まだ本物ではないため、この先2、3か月は受注が落込みそうな気配である」(非鉄金属製造業)などの理由から、「やや悪くなっている」との回答の割合が増加したため、前月を2.2ポイント下回る45.6となった。雇用関連は、「変わらない」が増加するとともに、「製造業を中心に事業縮小や閉鎖などの情報が複数寄せられており、新規求職者数が再び増加する」(職業安定所)などの理由から、「やや悪くなっている」が増加し、「やや良くなっている」との回答の割合が減少したため、前月を1.8ポイント上回る47.1となった。

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