景気ウォッチャー調査

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景気ウォッチャー調査 [2002年7月]

2002年7月の中国地域調査結果の概況

景気の現状に対する評価

 現在の景気を3か月前と比較すると、その評価は以下のとおりであった。
 景気の現状判断DI(合計)は、前月を0.6ポイント下回り、46.8と本調査開始以降22か月連続で50を割り込む水準になっている。分野別にみると、家計動向関連は、「やや良くなっている」との回答の割合が減少する一方で、「1人当たりの買上点数が、0.3ポイント減少しており、金額では約50円低下している」(スーパー)、「モデルルームへの来場者数は依然として低調であり、また契約戸数も低下してきている」(住宅販売会社)などの理由から「やや悪くなっている」との回答の割合が増加したため、前月を1.0ポイント下回る45.8となった。企業動向関連は、「取引先の多くで受注が増加しフル操業に近づいているが、単価は厳しく収益は横ばいである」(金融業)などの「変わらない」との回答の割合が大幅に減少する一方で、「悪くなっている」との回答の割合が増加したため、前月を1.5ポイント下回る50.7となった。雇用関連は、「悪くなっている」との回答の割合が増加したものの、「求人広告の受注件数は動きが止まったまま、過去最低水準に落ち込んだ状況が続いている。求人ちらしの折込みも例年に比べて大きく減ったままである」(新聞社[求人広告])などの理由から「変わらない」との回答の割合が大幅に増加し、「やや悪くなっている」が大幅に減少したことから、前月を4.4ポイント上回る 45.6となった。

景気の先行きに対する評価

 現在より2~3か月先の景気の先行きに対する評価は、以下のとおりであった。
 景気の先行き判断DI(合計)は、前月を1.8ポイント下回り、47.5となっている。分野別にみると、家計動向関連は、「客の買物行動パターンがほぼ定着し、このままの状態が続く」(スーパー)などの理由から、「変わらない」との回答の割合が減少した一方で、「購入決定までの時間が更に伸びる傾向にあり、高額商品の購入にユーザーが慎重になっている状況も変わっておらず、買い控えが目に付く」(乗用車販売店)などの理由から、「やや悪くなる」との回答の割合が増加したため、前月を1.4ポイント下回る47.5となった。企業動向関連は、「販売量が伸び悩んでおり、例年に比べてやや下回る状況で推移しているため厳しい状況が続く」(一般機械器具製造)などの理由から、「変わらない」との回答の割合が減少するとともに、「スーパー等の小売業者が、小さな問屋よりも大手の問屋と取引し、低コストで多品種の商品を確実に仕入れられる方法に変えてきている。小さな小売業者を相手にしてきた企業には、今後の取引の行方が非常な不安材料となっている」(食料品製造業)などの理由から、「やや悪くなる」との回答の割合が大幅に増加したため、前月を5.1ポイント下回る 50.0となった。雇用関連は、「悪くなっている」が増加したものの、「求人企業からの問合わせが増えており、9、10月にかけても求人の問合わせの増加が期待される」(民間職業紹介機関)などの動きもあり、「やや悪くなっている」との回答の割合が大幅に減少するとともに、「変わらない」との回答の割合が増加したため、前月を2.9ポイント上回る42.6となった。

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